今日はとても温かい。一気に春になったような気分だ。3月のHONZ朝会は、ホームグラウンドの六本木ミッドタウン、d-Laboで。太陽がキラキラ輝いていて気持ちがいい。しかし“春眠暁を覚ず”、眠い目をして集まってくるメンバーたち。
今回の欠席は、学会とプライベートの旅行を兼ねてタスマニアに行ってきた仲野徹、お子さんが熱を出してしまった新井文月、猛烈に仕事が忙しい鰐部祥平の3人。
何しろ年度末。本職がいろいろ大変なんだろう。先に退室する人からの紹介になる。
今日、『たたかうソムリエ』のレビューをした深津晋一郎。
名著『Born to Run』 で紹介されたウルトラマラソンの王者。菜食主義者ランナーのためのレシピも豊富だとか。
今回は「走る」シリーズか?歌舞伎座がもうすぐ杮落としとなるのを記念してか、隈研吾の本がたくさん出ている。
11年前に上梓された本を今に合致するよう手直しして再発売。非常に真っ当な意見だそうだが、経済学は水モノだからなあ。
アルバイトで日本史の先生をしているという刀根明日香
小説ではあるけど数式がいっぱい。でもHONZは小説はNGなのよん。
新宿で待ち合わせると言えば、東口の紀伊國屋。本当にお世話になっています。
おお、ジャレド・ダイヤモンド。この手のベストセラー本は最近カブらなくなった。面白いのは分かっているけど、この厚さ、なかなか手が出ない。
おお!と成毛から声が上がる。この手の本は大好物ですものね。「16世紀ヨーロッパ王侯貴族の蒐集品」なんて甘美な響き!
ひさびさの久保洋介。プロジェクトはどうなったんだろう?
土屋が「明治神宮って意外に新しいんだよねぇ」というと「あたりまえじゃない、明治だもの」と麻木に一刀両断。しまった…という顔の土屋が可笑しかった。
盗難美術品の本は、HONZでよく取り上げられるが、本書は学芸員自ら取り返しに行く話。
野球先進国ではない、イスラエルやジンバブエあたりまで取材されたプロ野球選手論。
そろそろ畑仕事が忙しくなってきた土屋敦
「東さん、カブった?」と聞くので「17年前に読んだ」と答える。『さいごの色街 飛田』はここから始まった。
土屋が大好き、虫の図鑑。一生懸命説明したあと、まったく興味なさそうに「なるほどね」とつぶやく成毛…
複製から見る生物の進化や社会構造について。
ある講演会に行ったら、足立、内藤と鉢合わせしたという山本尚毅
最近、マスコミへの登場が多くなった長沼毅。生物学への入門書。
今回の注目本、第一弾。余っているゴルフ場はどうしたらいいかを検証した研究書。成毛から「地下げ屋」という仕事があることを聞く。世の中には頭のいい人がいるもんだ。
これまた、高い本だこと。「社会科学においてもっとも基礎的な問題である規範問題について、哲学、社会心理学的実験、進化理論、社会学や経済学の知見を用いて基礎理論を構築する」って何だ?
お嬢さんの大学受験も大成功で明るい顔の麻木久仁子
ずんずん調査の堀井憲一郎はディズニーに詳しい。以前出た『東京ディズニーリゾート便利帖』どおりに行動したら、本当に全部見られたんだそうだ。
いい時代だったよね、と懐古する。お金をかけてセットを作りそれを毎回壊し、衣装にもお金をかけて、本当に楽しかったね、と言っても、ほとんどのメンバーは知らない…
「NHKさかのぼり日本史」で紹介された戦国時代発生の秘密。このあたりの歴史、面白いんだよねえ。
「あけましておめでとうございます」という挨拶から始まった栗下直也
そういえば今年初参加だ。
おお、大人気の「妻」シリーズだ!鉄道オタクの妻105人に聞きました!
140年前に発明された鉄条網。それが今はどのように使われているのか。面白い視点だ。
震災後、高校卒業式が中止となったため学校のホームページに掲げられた校長先生の卒業生へのメッセージ『時に海を見よ』 実は遊女の専門家だった。
分厚い本の担当にされてしまった村上浩
これも厚い。しかしものすごく惹かれる。アメリカの大統領経験者が思想は違っても協力しあってきた歴史。
そもそもディジタルって何?から始まる教科書。カーニハン先生は大変有名だと高村が教えてくれた。
明治維新からわずか数十年で先進諸国の技術に追いついた日本の秘密。
著者はハイデルベルク大学(ドイツ)神学部博士課程に学び、テル・アビブ大学(イスラエル)大学院ユダヤ史学科博士課程修了した人で、もしかしたらすごい才能かも、と興奮ぎみ。
松平定信下の経済官僚が行った政策をゲーム理論化したもの。
宇宙の話がヒッグス粒子ばかりじゃつまんないでしょ、と。
甘いものとオシャレへのこだわりは半端じゃない田中大輔
世の中には隕石に6回も当たった人がいるらしい。様々なことに遭遇する確率を網羅。
もちろん成毛とは知り合い。本書に書かれていないエピソードで爆笑。
そもそもセンスって何なの?というところからセンスの磨きかたを伝授した本。田中らしいね。
確定申告で頭の痛い東えりか
今では珍しくない男性料理研究家の第1号。HONZにもひとりいます。
震災から2年。様々な関連本が出ているが、本書は海の生き物から見た復興。
ジャクリーン・ケネディの身辺警護担当者が明かす素顔。娘のキャロラインはオバマ家と仲が良く、日本の全権大使になるかも、と言われている。
「おれ、いっつも最後なんだもんなあ」とグチる内藤順。今回もカブりが多かったらしい。
古典と言われるような問題と数学にまつわるエッセイ。予備校時代、本書の著者に出会って内藤は数学科に進学した。
駅ごとにちがうお弁当を売っているなんて、日本だけだそうだ。確かに。
バングラディシュに伝わるパウルの歌。その秘密を探る一冊。
先月、待望の第一子誕生の高村和久
なんらかのカタストロフの後、復活できる人と出来ない人の差は何か。適応力の強さは何に起因しているか。これはすごく面白そうだ。
今月の人気ナンバー1はこの本。間取り図が人気になってからずいぶん経つが、世の中には変な家があるんだよね。みんなで回し読みして大爆笑。人の話なんか聞きゃしない。
ある日リストラにあった雑誌編集長が、今まで心残りに思っていたことをやりつくす。
2月の宴会部長を無事につとめた鈴木葉月
忙しい時にはどうしても頼りがち。少なくても栄養が偏らないようにはしたい。
台湾で10万部以上売れたベストセラーの増補版。
今日は美術担当の新井が欠席。琳派の魅力を勉強したいんだそうだ。
さて、欠席者とおまけはその2に続く。近々UPの予定。今日はこの「今月読む本」をいれて4本も記事がある。そのうち仲野徹のレビューは、PCのうっかり操作間違いによるもの。これで2回目。タスマニアからの時差ぼけか?
卒業の季節、もうすぐ桜も咲くでしょう。まあ、季節を問わず、みんな相変わらず本を読んでいるんですけど。