いよいよ、HONZの2冊目の本が発売になります。
昨年は赤、今年のは緑と覚えてください。本当は100冊にしたかったんですが、どうしても絞り切れず110冊になってしまいました。前の本は「文字ばっかり!」とお叱りを受けましたが、今回はレビューだけでなく、インタビューや対談もたくさん入れましたので、読みやすく目にも優しい作りになっております。
また、昨年は勝手がわからず、ネット書店で長く品切れが続いてしまいましたが、今回はそういうことがないように努めます。予約をしていただくと間違いなく発売と同時にお手元に届きますので、よろしくお願いいたします。
書店のみなさん、ノンフィクションフェアなどの企画がありましたら、ぜひ info@honz.jp までご相談ください。去年と同じようにPOPなどは用意いたします。紹介している全冊のデータもございます。
さて、朝会欠席者の「今月読む本」をご紹介。
「生物化するコンピュータの研究で世界をリードする科学者16人が語る未来像」らしいですがまだ読んでいません。生物化するコンピュータって意味がよくわかりません。
こんな題名でいいんだろうか。栗さんに是非やってもらいたい。
制度から国家の衰退を読み解く。以前にレビューした『国家はなぜ衰退するのか』を補完し、より理解を深めてくれるような内容になっています。
以前レビューした『世界の軍用犬の物語』を読んで気づいたことですが、現代戦での軍用犬の運用は、人命を守ることに主眼が置かれているという点です。戦闘が主目的の組織にあって人命を守ることに要点が置かれている軍用犬というものが、もっと注目が集まればいいのに。と思い選んだ一冊。
障がい者などの就労困難者を雇用する「匠カフェ」の話。単純作業が多いため、私の会社で障がい者が多く働いています。彼らと働くのは、きれいごと抜きで言えばしんどいものがあります。ただ、障がい者を社会から排除すればすむ問題ではない。折り合いをどのようにつけるのか、どのようの接するのか。などが学べればと思います。
戦後の混乱期、ベテランが次々に世を去り危機に瀕した上方落語を、守り、復興させた若手の活躍。なんかワクワクします。
代ゼミ本部校舎跡地に出来た「代々木ビレッジ」の、風変わりな庭園を手がけた西畠さんのコラムと、美大の学生さんのイラスト。注文に応えて、世界中どこまでも出かけて行って、植物をとってくるというプラントハンターが、その手にとった植物の数々。
秘密会議、事前に結果評価のすり合わせ、議事録改竄。どうも福島の健康調査には相当問題があるようだ。著者は毎日新聞記者。
市原悦子が43人と語りある対談集。 家政婦は見た、の市原さんです。
ついに道の百選が出てきています。『絶景を走る日本百名道―全国各地の美しい道をベストシーズンに楽しむ』 という本も同じ著者で2005年に出ているので、 「美道」(びみち?)ジャンルができつつあるのでしょうか。
東京200軒のパンやをめぐる冒険。
ここからはオマケの1冊
田中大輔
土屋敦
土屋は本当に自分で家を建てた経験がある。
内藤順
成毛眞 東 えりか 新井文月 仲野徹 村上浩
そして夏休みを取っていた遠藤陽子の一冊
来月の朝会は13日(水曜日)で新刊発売を記念して公開で行う予定です。場所など決定いたしましたらサイトでご案内します。メンバーのみんなはスケジュールを調整するようにね。
さてさて、読書の秋になりました。本選びの参考に、どうぞHONZをご活用ください。