あけましておめでとうございます。
HONZは2年目のお正月を迎えました。
忙しいメンバーは、正月休みに積ん読を解消しようと意気込んでおりましたが、結局、家族や郷里の友人たちとの時間が楽しくて、いつもよりかえって読めなかったようです。
かく言うワタシも、年末年始の1週間は1年で一番本を読まない期間で、なんと1冊しか読んでいません。朝会のための本屋めぐりもひさしぶり。本当に本屋さんって楽しい。
さて、正月一発目から急な出張の久保洋介、これまた仕事の栗下直也と鰐部祥平、驚くことに突然就職する気になった井上卓磨、の4人が欠席。大阪の仲野徹とのスカイプも通じて、さてHONZ朝会初めのはじまり、はじまり~
大きなサングラスをかけて登場、「芸能人みたい!」と声がかかった麻木久仁子
「新年一発目からこれですかい?」とツッコミが入る中、中国の革命に興味がなかった麻木が読んでみたいと思ったそうだ。分厚い。
外国語を日本語に翻訳して文化を作ってきた日本人は、果たして本当にその言葉の意味を理解しているのか?という根源的な問題。
日本と韓国は仲よくしなきゃいけないのに、と思うところからこの本を手に取ったそうだ。とても読みやすそうだ。
ラグビーの季節にラガーマン魂が疼く深津晋一郎
パラリンピック、陸上男子短距離界のキングの自伝。
ポーランド生まれのユダヤ人で、第二次世界大戦中はフランスで過ごし、その後アメリカに渡った投資銀行家の波乱万丈の自伝。
競技かるた9連覇の女子大生が語る、記憶術。まんがの「ちはやふる」も人気があるものね。
お正月は大山詣でをした足立真穂
一昨年、『ジーノの家』(文藝春秋)で第五十九回日本エッセイスト・クラブ賞、第二十七回講談社エッセイ賞を同時受賞した著者の授賞第一作
出る本出る本、HONZで紹介される岩波科学ライブラリー。この本も面白そうだ。
辞典を読むようになっては終わりだよ、と言われつつ、誤訳を防ぐためのノウハウが書かれている辞典だそうな。翻訳者は必携なのでは?
いよいよ就活に本腰を入れ始めた刀根明日香
ドラックラグの問題は本当に大きいと思う。
今日もおもむろにまるでドカ弁のような風呂敷包みを開く鈴木葉月
いよいよ婚活が始まるのかな。まずは相手探し。
歴史から心理効果まで書かれているそうだ。震災後はやっぱり緑が多い、とのこと、麻木から「緑は気持ちが落ち着くの?」と聞かれて「そうじゃないですか?」と嘯く…
縄文土器が好きで国立博物館まで見に行く、という鈴木。どこが好きなのか、聞くのを忘れた!
正月3日に大阪文楽劇場でばったり会った仲野徹
近代建築をこよなく愛する人気作家二人が、大阪・京都・神戸・横浜・東京の現存する名建築を訪ね歩く。「万城目のツッコミが鋭いねん」と仲野に褒められている。
古物商ってどんな仕事?という疑問にかなり深く答えてくれる。ワタシも用意していた一冊(泣)
「われわれは月に人を送り込むことができたのに、なぜ都市の貧困の問題を解決できないでいるのか?」とかなり興味を惹かれる本。
正月に姪っ子に絵本の読み聞かせをしたが、絵本の内容がさっぱりわからなかったという村上浩
40代半ばのジャーナリストふたりが、最近の事件や風潮について徹底討論。
一般的に、虫の本は人気がないのになぜかHONZメンバーはこの手の本が好物。ダニが作る絶品チーズというのは食べてみたいね。
自然災害が続く中、トウガラシ栽培の現場はどうなっているか、というルポ。
正月は雪に埋もれて暮らしていたという山本尚毅
『夜と霧』は日本人にどうして長く読み継がれているのか、を探ったもの。山本は『夜と霧』を読んでもよく分からなかったから、この本で補強したいという。真面目だね。
30代から40代のクリエーターたちに聞く死生観。震災後から大きく変わるらしい。
NHKで連続して作られている番組の書籍化。忙しくて映像を見る暇がないので、本で読むそうだ。膨大な時間をかけて作られた本。
今年、なんか本が出るらしい土屋敦
今年第一発目のドヨメキ本。世界各地の部族がどんな家に住んでいるかを大図解。この手の本に目がない成毛が真っ先に奪って見入っていた。
『孤独のグルメ』の原作者が、編集者をだまくらかしてちゃっかり温泉に行く話。らしいなあ。
「生命誌」という雑誌の年刊号。遊ぶことについて様々な人が論じている。すごろくのおまけつき。
絵画の作品を2作同時に手掛けていて、かなりパツパツな新井文月
独特のポイント制で、どの生物がどれくらい環境に影響しているかを調べた1冊。第1位はアライグマ、第2位が意外なあの動物。本屋でチェック!
この本を読めば、どんな動物も植物も上手に絵が描けるようになる、ってほんとか?本当ならぜひ欲しい。
なんかチャラチャラしいた本、と思ったらとんでもない。アイドルがいかに可愛く大衆にアピールできるかを様々なダンスから試行錯誤している本。みんなに回覧されて、「おー」とか「ふーん」とか感心する声が聞こえる。
お正月も大忙しだった成毛眞
今日発売のフライング。「今年のナンバー1」ってまだ1月ですが…モサドの関係者である著者が、今まで起こった事件の真相を徹底解明。凄い本らしい。
本人は違うと言い張るが、立派なミリオタだと思う。とんでもない作戦が真剣に討論されていた。成毛曰く「イギリス人が一番変だ」
同じものを読んだって同じように頭がよくなるわけではないけど、なぜか気になるあの人の本棚。意外にもオーソドックスなものが選ばれていたりして…
もうすぐパパになる高村和久
明治22年に開通した中央線は、最初は嫌われ者だったらしい。沿線に住む高村が、地元愛をアピール。
100年以上も前に発見されたアドレナリン。その研究者ふたりや、ホルモンの研究を続けてきた多くの学者たちの足跡。あなどれんアドレナリン
©仲野センセ
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年末、本の整理が一番大変だった東えりか
大学時代から欲しかった本を35年越しに購入。バックパッカーのバイブルがついに文庫化!全974P 2200円! 山を甘く見ている人たちは必読!
日本の古代史について知りたいなら、この人。いつも注目している著者の最新刊は、天皇家の三種の神器。最初の3ページを読むだけで、驚くことがいっぱい。
今回のドヨメキ本第2弾!各地のヤクザの親分たちの金言を網羅した一冊。「出来ない我慢をするのが、本当の男」(細井一家・横山新次郎親分)などなど任侠を極めたリーダーの言葉。
F・ベアトは戦場カメラマン。しかし幕末の日本の普通の姿をたくさん写真に残している。
料理は土屋の専売特許だが、独身男性としても気になるところらしい。
脳科学の本はいつも面白い。これも『記憶は嘘をつく』からの一連の流れか。
正月に二日続けてゴルフに行き、風邪をひいて三日寝込んだ内藤順
よくあるトレーダーの能力などを問う本かと思いきや、本当に生理学的に、相場が上がってるときにはホルモンはどうなっているかという生理学を研究した本だったそうな。レビューが楽しみ。
なでしこの次にくるのは「マドンナ」?世界一の女子野球なのに、全く知らなかった。マスコミが注目してあげてほしい。
赤ちゃんが思考の道具として言葉を獲得するプロセスを解読する。
欠席者の分と学生メンバー分、そしてオマケの一冊を残して、申し訳ないタイムアップ。これから打ち合わせに出かけます。
残りの分は「その2」として数日中に書き上げますね。
まだまだ面白い本が残っています。お楽しみに。