それにしても、だ。
私は本を読むのを仕事にしているからいい。ひと月にだいたい30冊ぐらい読んでいる。それは小説もあるしイラストエッセイも含まれる。15分で読めちゃうものもあれば3日かかってしまうこともある。
しかしメンバーはほとんどが勤め人。出張で移動が多いという内藤の読書量はどうにか納得しても、他はどうしているんだろう?毎月、何冊読んでいるのか次回の例会で聞いてみよう。
さて「今月読む本」3冊ずつが一巡したので、おまけで持ってきた本を紹介する。
この前気づいたのだが、こっちのほうが手に取りやすい本が多い気がする。ベストセラーや話題の本を予備にまわす、っていうこの不思議な心理状態は何なのだろう?
一巡目が最後だったので、まずは新井文月から。
以前紹介した『名画の言い分』がとても評判になったので、現代アートの手引書がないか探した末に見つけた本だそう。
村上浩
これも先日のエントリーが好評だったので、引き続き。
このテーマもHONZのみんなが好きそう。
私と高村がチェックしていたが「これは村上さんのもの」と同じように買うのを止めてしまった本。
イメージを固定してはいかんいかん!
成毛眞
今回の開高健賞受賞作。老年に近い男たちが突如フィリピーナに嵌り、国まで追っかけていく。金のあるうちはいいけれど、なくなればポイされて路上生活者になる。
そんな日本人を助けてくれるのもまた、フィリピン人。
私も『小説すばる』1月号で書きました。
鈴木葉月
今日はハマザキカクが休みだからいいようなものの、いたら演説が始まってたぞ!
久保洋介
面白そうだけど、オーストラリアから5040円の本を中も見ずに買った!ときき、「チャレンジャーだぁ」の声が響く。
土屋敦
それをしないと、最近は身の危険を感じることがある。
大量の付箋が貼られている。
大木を切っちゃいけないなんて、おかしいだろ!と突然熱くなる土屋。
東えりか
地方の中心都市には名物のミニシアターがあったものだが、次々と廃業している。
著者は中野のポレポレ座創設メンバーのひとり。
15日発売。東京近郊は最近まで農家が多く、都市部へ食料の供給をしていた。
彼らの土蔵やかまどの前には大きな黒い犬の御札が貼られていた。果たしてこれは何なのか。
ものすごく衝撃を受けた2008年文化庁映画賞文化記録映画優秀賞受賞したドキュメンタリー映画『オオカミの護符』で描ききれなかった細部を書籍化したもの。
版権を主張せず録音も映像も60年代から取り放題だった人気バンド「グレイトフル・デッド」
その方法論が現在のソーシャルネットにつながる、という本らしい。
装丁がすでにデッド!
高村和久
「著者は山岸俊夫先生」と言うと、何人かの人から「ああ、あの人ね」の声。
もはや説明はいりませんね、って確かにHONZでは人気が高いけど。社会心理学の偉い人です。
科学して解けるものならいいんだけど。
内藤順
あれれ、古代史が内藤のマイブームなのかなあ。
本屋でやけに目だっている。講談社が作って売ってたって??
そうそう、濱崎誉史朗が用意していた本も紹介しなくちゃ。
そして忘れちゃいけない、ハマザキが心血を注ぎ込んだ渾身の一冊を最後に掲げよう!
あれ、もうamazonは売り切れてるよ!
ご紹介したのは12月の今月読む本その1が33冊で、その2では23冊。
年末年始の休暇用にいかがでしょう?
明日は学生メンバーを発表します。
選考は難航しました。楽しい仲間になってくれるといいですけど!
それからHONZからのクリスマスプレゼントとして、メンバーそれぞれの今年イチバンのオススメ本を紹介します。
多分24日か25日。お楽しみにお待ちください。
えっ、やめてくれって…