「面白そう!だけど買えないっ!」でおなじみのこちらのコーナー。実に2週間の潜伏期間を終え、満を持しての登場です。先週はコーナーが始まって以来初めてSOLD OUTがない週末を迎えたわけですが、なかなか落ち着かないものでした。
週末にはHONZのイベントなどもあり非常に慌ただしかったため、私自身をSOLD OUTとして出品することも視野に入れたのですが、意味が分からないので自重しました。何でも書けばいいというものではありません。
それでは今週の人気記事の中から、Amazon在庫切れになった本を紹介していきましょう。
まず最初に紹介するのが、ピース又吉さんの『火花』。芥川賞受賞の影響を受けてのことでしょうか、AmazonではSOLD OUT状態が続いており、7月27日に入荷予定とのことです。
と、ここまで書いて気付きましたが、このコーナーは別に世の中の全ての本を対象としているわけではないんですね。あくまでもHONZのレビューで話題になったノンフィクションの中から、SOLD OUTになったものだけが対象となります。
そういった意味で本件につきましては、完全に当方の確認ミスです。大変申し訳ございません。来週からこのようなケアレスミスが起こらぬよう、チェック体制を強化していきたいと思います。
続きましては仲野徹のレビューで即日SOLD OUTになった『狂気の科学』 。まずはAmazonのページをご覧いただけますでしょうか。いわゆる絶版状態の表示になっております。さすがは我らが仲野徹、破壊力が違います。
ただ私も耳を疑ったのですが、この件については審議委員会の方から物言いがつきました。SOLD OUTしたにもかかわらずAmazonランキングの順位が2000位台というのは、在庫が少なかっただけではないかというのです。これも前回に引き続いてのローカルルールなのですが、在庫が少なかった疑惑のある場合、シミュレーションと見なされるケースがあるとのこと。サッカーなら、もちろんPKを取られます。
審議委員会の方に激しく食い下がってみたのですが、これまでの仲野先生のポイントを全て没収するという厳しい裁定が下されました。仲野先生、私の力不足をお許しください。
最後は、スゴ本ブログでおなじみdainさんによる『不健康は悪なのか』。5000円を上回るお値段にもかかわらず、こちらも即日SOLD OUT 。HONZサイトにスゴ本というタイトルのレビューを掲載する日が来るとは夢にも思っていませんでした。感涙です。
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いかがだったでしょうか。今週も面白そうだけど買えない本ばかりを紹介してみました。我慢できない方は、ぜひ最寄りの書店さん等でお買い求めください。
今週は、刀根明日香からレビューを公開した後に「原稿をチェックしてください」という謎のメッセージが届いておりましたが、あれは何だったのだろうかというモヤモヤ感を抱えたまま一週間を締めくくりたいと思います。それでは!
HONZ編集長・内藤 順
※アマゾンの在庫状況は執筆時点のものです。