朝会のある日の前夜は本を読まないことにしています。凄く面白くてやめられなくなったら困るから。3月だというのにまだまだ寒い朝、本を山ほど抱えて電車に乗っている姿を冷静に考えれば、相当の物好きだよなあと我ながら呆れます。それを見に来るお客さんも……。
今月読む本 その2は恒例の欠席者から。カブった本は掲載しません。コメントは本人談です。
HONZも図書館みたいなもんじゃないでしょうか?(強引)
HONZに来るまで「花切れ」も知らなかった私ですので、改めて勉強したいと思います。羊皮紙の作り方が書かれております。今度作りましょう。
『世界一美しい自然現象図鑑』,「フライガイザー」知りませんでした。
第二次世界大戦で航空戦力を活かしきれなかった日本ですが、近年、第五世代戦闘機の選定のゴタゴタや、イデオロギーによるミサイル、衛星の軍事利用の制約などをみると、明らかにまたその轍をふもうとしているのでないか?と思う事が多々あります。戦争自体が悪だとしても現実的に対処していかなければならない問題のはずです。もう一度エアパワーとは何かを考えてみようと思い購入しました。2冊目。どうなるのでしょう?地球の重さの数倍の質量をもったガス雲の一部が今年の春に天の川銀河のブラックホールに吸い込まれるそうです。なんでもその時、爆発的な輝きが発せられることが期待されているとか。なんだかとてもワクワクする出来事なので、とにかくブラックホールの予習をしておこうと購入。.
1冊目、化学編についで生物編です。ライフサイエンスに四分の三がさかれてます。『生殖』には『責任あるセックス』という項目まで。これは必ず近いうちにアップします。
2冊目、ぱらぱらっとしか見てませんが、北山修の私的な用語解説、という感じです。
3冊目、むかしの雑誌記事を俯瞰していく。けっこう笑えます。
『滝と人間の歴史』着眼点が面白いかなと。『MARS』火星の写真集です。そういえば取り上げられていないと思い出し。『東京日記4 不良になりました』川上弘美さんが日常を綴る、日記シリーズの続きです。
1冊目、人口学、歴史人口学の世界的泰斗による、人口史への入門書です。多くの統計データを使いながら、人口学の考え方が分かりやすく解説してあります。横書きです。
2冊目、3・11に続く原発事故を日本の第二の敗戦と位置づけ、その敗因を分析します。事故全体を概観する第1部と、野中郁次郎や半藤一利などへのインタビューをまとめた第2部の2部構成になっています。特に、第2部のインタビューの言葉が重いです。
3冊目、自転車での移動がどれくらい効率的か、飛行機はなぜ飛ぶのか、シャワー室での声がよく響くのはどうしてか、という身の回りの疑問を物理学で解説します。『Europhysics News』という会誌に連載されていたエッセイをまとめたものですが、訳注で詳細な計算過程も示されており、しっかり読みこめます。ここ数カ月、ブルーバックス買いまくりです。
1冊目、絶対はずせない一冊ですよこれは。私、クモが好きなんです。
2冊目、シリーズどれもいいですよ。
3冊目、ライトな内容の類書は色々あるのですけど。表紙が好き。
1冊目、リーマンショックの内幕に迫るベストセラーが文庫化。人間ドラマが詳細に綴られており、取材の徹底ぶりは圧巻。
2冊目、和歌山の毒物カレー事件の鑑定ミスを科学的に証明した河合 潤京大教授の新刊。どんな独創的なアイデアを展開しているか期待。
3冊目、世界一周自転車旅をやり遂げた著者のエッセイ集。ツェツェバエとの戦い方、バス停で宿泊するときの作法とか、アホさ加減が良い。
ここからおまけの1冊
内藤順
土屋敦
成毛眞
東えりか
麻木久仁子
山本尚毅
峯尾健一
田中大輔
新井文月
村上浩
ここでご来場のお客様からオススメの本を挙げてもらいました。
まずは安村正也さん。5月に社会人ビブリオバトルに出場されるそうです。実は私も。
『秘薬秘具事典』はHONZでも話題になっていた本。確か栗下直也が買ったはずですが、この日、高熱で欠席でした。熱は1週間も続いたそうです。元気になったかな。
『津波、写真、それから』は東日本大震災から3年のこの時期にぜひ紹介したい本ですね。ちょうどB&Bでも何枚か展示していました。
森崎俊朗
HONZ紹介の本を高く買い上げてくれる古本屋さんでご存じのフルイチオンライン森崎さんのオススメ。
2月の朝会のあと、『ヤンキー経済』を紹介した内藤を差し置いてレビューした成毛眞。これがすごい反響でした。この本、相当売れたようです。最近では『仁義なきキリスト教史』でもヒット。絶好調です。
次回朝会は4月2日に通常通りに行います。公開朝会は少し先になりそうです。卒業式の季節ですね。新しい生活では、HONZを参考にしてぜひ読書を始めてください。