「おはようございます、みなさん、ようこそ」という成毛代表の言葉で幕が開いた、4か月ぶりの公開朝会。前回が吹雪だったことを考えると、この猛暑も許せるような気がするから不思議だ。用意した椅子は70席。そこが全部埋まった。ありがたいと思う反面、なんて粋狂な!と驚くワタシは今日ははじっこ。
今回のゲストは、なんと堀江貴文さん。そのうえ、初のネット中継も行いました。 ニコニコ生放送で朝会の様子が放映されるなんて、1週間前まで考えてもみませんでしたよ。2時間まるまるありますが「朝会ってどんななの?」って方はご覧になってみてください。正直、いつもより静かで発言も穏当です。麻木さんが弾けているようにみえるかもしれませんが、普段はあんなもんじゃありません。メンバーの選書もかなり大人しかったですね。
まずは内藤順から。
先日行われたブックフェアのみすず書房のブースで、2割引きで買ったのだそうだ。大阪でニコ生を観ている仲野先生の「裏切り者!」という声が聞こえたような気がした。ちなみに定価で買った村上浩も持ってきていました。
今年の上半期で一番面白かったかも、ということで、近々レビューされるそう。
日本在住のドイツ人教授が脳梗塞で倒れた。言葉の回復の状況を日本語教師の妻が綴ったもの。
新井文月
クジラの絵などダイナミックな水中画で人気の高い画家ラッセン。しかし美術界の評価は低い。背景から再評価まで。これもレビュー予定。
皇室に献上されるものの図鑑。みんなに見せながらメモを読み上げていたが「なんか普通~」の声に「俺だってチャーチルとか読みたいよ!」と叫ぶ。本日のお言葉、その1。
金継ぎとは、割れてしまった陶器や磁器を貼りつける技術。こんな技術があるんだね、といったら「俺、できる」と成毛。いったいいくつ才能を隠しているんだ、この人は!
久保洋介
今回のテーマは公的機関が民間企業に与える影響について、だそうだが、いつもテーマなんか決めてたっけか?
千葉のローカル線、いすみ鉄道にブリティッシュ・エアウェイズ元運航部長が就職。立て直しの手腕は?
ここで少し遅れていた堀江さん入場。車の関係で遅れたらしい。
「ああ~」と声が上がる。麻木や堀江さんは既知の人のようだ。夫婦でメタンハイドレートの開発に挑んでいるそうだ。
ダイオウイカでプチブームの深海もの。JAMSTEC(独立行政法人 海洋研究開発機構)から続々と本が発売されるらしい。
深津晋一郎
試着室では、さまざまな秘密が暴露される。新米アパレル店員が見た、試着室の事件。
ラグビー本は絶対に逃さない。全国高校ラグビー大会で一番人を集めた試合。
インテルには未来研究員という人がいるのだそうだ。10年後の技術を予測する本
ここで成毛から「久保も深津も、自分の仕事の本持ってきちゃダメ」と人前でまさかのダメ出し。まあ、たしかに専門分野だね。
田中大輔
透明ガラスのような生き物たちの図鑑。きれいだね~のみんなが言う中、ひとり成毛だけ「気持ちわるっ!」
世界各国でベストセラーとなった本の裏話。いろいろ仕掛けがあったらしい。
江口寿史の表紙が映える。CDジャケットなど、ロックの周辺の絵やデザインについて。
刀根明日香
祝!就職決定。ニコ生で「かわいい」を連発されていた女子大生。HONZ発、アイドル誕生か?!
就職が決まって、次のターゲットは夏休みの旅行。凄いところを狙っているねえ。
鈴木葉月
ばっちり正装してきた鈴木。今日は風呂敷を持っていない。
著者はピアノの調律師。当時のピアノとの違いはどこか。
このところHONZメンバーに人気の白楊社の新刊。女性の身体の謎に挑む。
そういえば、このところ住まいの本をよく紹介している鈴木。明治から現在までの住まいの変化をたどる。
高村和久
逃げたペットを探してくれる探偵さんが、この職業に就くまで。
ドイツでINEMURIブームをおこしたらしい一冊。世界中の人よINEMURIをしよう!
謎に満ちた国姓爺鄭成功の出自と生涯をたどる。
村上浩
明治の末期に発売された国史大辞典。これを予約した人はなんと1万人もいた。その名簿が見つかった。今ならデータ流出の大問題だが、20万円もする本を予約した人はどんな人たちだろう。
量子論について、一般的な講義をまとめたものなので理解しやすいそうだ。
これは私も成毛も持ってきていた。明治維新後、衰退する版画をもう一度流行らせようとした男がいた。
足立真穂
堀江さんによると、この本はレイアウトや装幀など非常に気を使った本なのだそうだ。近々DVDも出るらしい。
この似過ぎた記号に何か秘密はあるのだろうか?ニューヨーク在住の僧侶が調査。
パンダが好きでたまらず、中国まで飼育の研修に行き、現在上野動物園の飼育係。パンダ界の超エリート。
土屋敦
昨年、大ヒットした『137億年の物語』を1枚の年表にした!取り扱いづらいけど、欲しい。
「信頼ホルモン」オキシトシン…どうやって作用して経済に絡むんだろう?
長く歩くという旅行記が流行っている。これはその旅行中に出会った青年からインスパイアされて、非行に走った少年たちを歩かせて更生させようとする試み。
麻木久仁子
100年前、女性たちが集まって雑誌を作ろうとした、その周辺の物語。「若いツバメ」の由来は平塚らいてうの若い恋人の手紙からだった。何だか知ってるか?と問いかける麻木に誰も反応しない…
第一次大戦のとき、総力戦をとなえ女性も戦力とした。この戦いは女性の戦争における立場をどう変えたのか。
江戸文化の第一人者が、江戸のおおらかなセクシュアリティを語る。
ここで堀江貴文さんにも本を紹介してもらった。
まずは8月に出版されるご自分の本のゲラから。
『ネットがつながらなかったから1000冊の本を読んだ』 巻末に成毛との対談あり。
これからの世の中をわかりやすく説明していて大変面白かった。
シンガポールで行われた人生を成功させるセミナーに参加した際、関谷さんに通訳してもらったのだそうだ。
成毛眞
古代ローマにあった文物を、たくさんの資料で紹介している。
多田将の「すごい」シリーズは人気が高い。堀江さんも中を見て「これは本当にすごい」と驚いていた。
NHKアナウンサーになるずっと前から、筋金入りの歌舞伎ファンだった山川静夫。溢れんばかりの愛を語る。
東 えりか
著者はアムールトラの撮影を狙うカメラマン。姿を収めるまでのドキュメントと、100年前のハンターの姿。
アウシュビッツから奇跡の生還を遂げ、戦後イスラエル国防軍に奉仕して建国に尽くした著者の一代記。
読み方は「とうかい、どうでしょう!」究極のインドア職業「書評家」のふたりが東海道五十三次を踏破。流行りのロングトレイルもの、日本編。
欠席者とおまけの一冊は、また近いうちにUPします。ニコ生をご覧になり、たくさんのコメントをありがとうございました。来場者は1052人。朝7時からという非常識な時間なのに、こんなにたくさんの方に観ていただいて感激です。ご感想がありましたら、ツイッター、フェイスブックに書き込んでくださると嬉しいです。朝会ばかりでなく、イベントなどのご要望もお寄せください。