『今月読む本』は、あくまで読むつもりで買ってきた本である。本当なら、ここに紹介された本は、みんなレビューされなくてはおかしいのだが、登場しない本にはわけがある。もちろん、思ったような本でなかった場合が多いのだが、なかには「面白いけど、これはとても紹介できないよ」という類や「レビューするには難しすぎる」というもの、中には朝会で紹介するだけで概ねわかっちゃうよね、という本もレビューできない。
ただ、このメンバーの触手が動いたのだから、なんかありそう…でもある。気になったらぜひ書店で確かめてほしい。
今回は欠席者が多いので、オススメの3冊のボリュームも多い。
日本合コン協会・日本雨女雨男協会・日本ふんどし協会・日本キャンディーズ協会・日本おはじきサッカー協会・日本モダンガール協會・日本鳩レース協会・日本ロマンチスト協会・日本唐揚協会… へえ~
足立真穂 弘前の桜は見ごろだったらしい。
装画の池田理代子にびっくり(中身はすべて写真)する一冊。グラフィック社のビジュアル資料シリーズはあなどれない。
中谷のエッセイを福岡伸一が編集した文庫オリジナル。
ヒデミネさんの新刊。小説宝石で連載していた「男に訊いてもしょうがない」連載まとめ。ヒデミネ流女性論……なのか?
仲野徹 連休中は真面目に仕事!だったそうだ。
探検家・高橋大輔氏の命を救った道具が四十五も!っちゅうても、定番のジッポライターから、行きつけのとんかつ屋の箸袋までいろいろ。楽しめました。
ITを使って人海戦術でいろんな問題を解けるようになるかもしれない。生物学のいわゆる「ウェット」の実験は残るだろうけれど。
けっこう格調が高いし、問題は難しい。『将に失敗せんとした』とか『餓鬼大将を発揮』とかいう記述もかわいらしい。
土屋敦 朝日新聞土曜版のBeで本職のお料理レシピを今月いっぱい連載中。
家のそばの川にカワウがいっぱいいて、日々銃で撃たれているので、ってすごいところね。
子どもがもう少し大きくなったら読ませたい、とのこと。
あとは恒例のおまけ本。最近はこっちのほうが面白い、という声もある。
田中大輔
甘党の田中。ケーキには紅茶だそうだ。
内藤順
誘惑に弱いワタシ…読むべき?
成毛眞
イタリアという国が統一されたのは1860年。へえ、そうだったのかという一冊。
「5月の今月読む本 その1」でも紹介した『チャーチル』の解説も書いている著者。
久保洋介
『137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史』と一緒に読むといいかも。
富山の組子メーカー、タニハタの経営。
東 えりか
慶応大学の講義の単行本化。今、必要な現代史。
栗下直也
納得のレビューはこちら ひふみんからのメッセージもぜひ!
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=27tmPs-ix8o[/youtube]
刀根明日香
これ、おもしろそう~
麻木久仁子
麻木は森博嗣さんのファンだそうだ。ちなみに最新の文庫『ヴォイド・シェイパ』の解説、ワタシが書かせていただきました~
深津晋一郎
ランダムハウス倒産後、惜しまれていた本書がハヤカワ文庫で復活!
鈴木葉月
付箋がいっぱい!内藤に取り上げられてその場所を読まれていたが、田中に「基本です」と冷たく言い放たれていた…
村上浩
何度読んでもよくわからない、不完全性定理。今度はどうか?
高村和久
駅舎マニア、という鉄道オタクがいるんだそうだ。その世界、奥深い…
鰐部祥平
江戸の園芸って独得だったんだよね。興味があるなあ。
山本尚毅
酵母!たしかに最近注目されている。
足立真穂
日本中を出張してる足立なら、この本は必携だろう。
HONZイベントでは6月21日に岩波ブックカフェで成毛眞が「岩波科学ライブラリー」について語ります。しかしすでに満員らしい。
キャンセルが出たら、追って通知するそうですから、岩波のツイッター@IwanamiBookCafeやフェイスブックをチェックしてみてください。
またご要望の多い公開朝会も計画中です。もう少しお待ちください。
木陰の読書が気持ちのいい季節。本選びの一環にHONZをご活用ください。