連休明けである。当然のことながら、仕事が詰まっている人が多い。というわけで欠席者と早退者が多数の朝会。しかし、こういう時にこそ面白い裏話がさく裂するのである。今回、この春から事務方としてHONZのもろもろを担当し、献本を報告している遠藤陽子が、おそるおそる覗きに来たのだが、あまりのディープなオタクっぷりに驚愕、そして大笑いで帰っていった。潜入記も近々UPされる予定。括目して待っててほしい。
欠席者は、引っ越しの予定があるらしい土屋敦、青森出張の足立真穂、多忙でスカイプも無理!という仲野徹、朝イチ会議の山本尚毅、そして急病のお母さんの元へ走った新井文月。
昨晩、大手術が成功したという一報が入り一同、ほっとする。
一人目は「20分しか出られないんです」とスカイプ参加の鰐部祥平。連休中は骨董市をまわっていたそうだ。欲しい刀剣があったけど、お金がなくて買えなかったそうな。
いきなり何人かから悲鳴。成毛、内藤など数人がカブる大惨事。鰐部は人前でしゃべるのが苦手なので、演説をきちんと構成し、暗記して喋るというチャーチルから学びたいと思ったようだ。成毛からは、本書の解説がすばらしいとの説明があった。
「ちょうど俺がチンピラから足を洗おうと思ったときなんですよ」と衝撃的な告白をする鰐部。1999年ぐらいから歌舞伎町広場を定点観測したノンフィクション。ジャンキーや売春などの風景。
これはまた高価な本だこと!ドイツ空軍を代表する戦闘機エースにして戦闘機隊総監飛行機乗りの自伝。そそられるなあ。
春に赤ちゃんが生まれて、ちょっと印象が変わった高村和久。連休中は育児一直線!
二十世紀の前半に大活躍した講釈師・伊藤痴遊が、黎明期日本政治の裏側を人物中心にもの語る。大久保利通、伊藤博文、西郷隆盛、乃木希典等等がまだ歴史上の人物でなく、記憶に新しい時代の描写ならではの迫力が胸を撃つ。(amazon)
幕末から明治維新はまだまだ多くの面白い真実が隠れてる。
学習院女子大の教授が書いた、かなりアカデミックなもの。古代から現代まで服飾にまつわる事柄を網羅。
米国国家情報会議が定期的にまとめている報告書。17年後の世界は果たしてどうなっているのか。
連休は家族で実家の愛知県に帰っていた深津晋一郎。4月にレビューを書けなかった反動か、このところ立て続けに発表している。
天才ロボット工学者の著者が、自分を突き詰めて哲学的に考察した一冊。ロボットについてはあまり触れてないようだ。
上手な文章とはどういうものか。世界で一番、文章が上手いのは誰か。タカハシさんが解説する。
深津は植田正治の写真が好きなんだそうだ。家族にもポーズを強要し構図を守る。家族を巻き込んだ生活ぶりを愛娘が語る。
連休中は「ローアンドオーダー」シーズン20の23話を見続けていたという麻木久仁子
4月に土屋が紹介し、つい先ごろ栗下が挫折した本が再び登場。これはクロスレビューをしてもらうしかないなあ。
子供向けの番組のテキストなんだそうだが、メディアリテラシーを学ぶ第一歩として、これほど素晴らしい本はないそうだ。これは買い!
「これは土屋さんか仲野先生にレビューしてもらいたいわ」とノタマっておりました!
連休は何してたの?という問いに「聞かないでください!」と語気を荒げた刀根明日香。どうしたんだ?
ご存じ、小泉先生の食文化論。
友人の結婚式2回に子どもさんの発熱で連休が終わった栗下直也。
グーテンベルグの活版印刷の発明とともに始まった検閲。HONZの前身、本のキュレーター勉強会第1回目の課題本『警察の誕生』の著者の新刊。
ホームレス人口のなかで女性はわずか3%しかいないそうだ。フィールドワークから見えてくる世界。
「うおぉ」と成毛が飛び上がって、栗下のところまで駆け寄って手に取った本。タイトルそのままに精神病院の保護室を日本全国35か所で取材した画期的な本。なんと内藤も持ってきていた。この本を熱く語れる仲間はそう多くはあるまい…
出張方々、奥さんを連れて伊勢神宮へ参ってきたという村上浩。
羽毛恐竜の話で盛り上がった先月。その関連図書でもある本書は、飛行機の羽やアポロ計画での羽実験などが詳細に紹介されている。
日本の金型が話題になっているそうだ。小さき工場にとんでもない技術が潜んでいる不思議。固いタイトルとはちょっと違う内容みたい。
1989年に出た本の新装版。戸塚ヨットクラブの問題が騒がれていた時期のものだが、このところ再燃している体罰についての歴史などを考察した一冊。
新車のならし運転で房総半島を一周してきた東えりか。
ダブり必至の覚悟で持ってきた宮田珠己の新刊。案の定、田中大輔も持参。ヨーロッパ人が空想で書いた日本の姿。さすが宮田さん。
ケニアの難民収容所で七輪で職業訓練を行ったたったひとりの日本人の奮闘記。
痛さがない、ということがどれだけ楽なことかを、父の手術の時に学んだ。じゃ、麻酔って何?という疑問を解消。
連休は送別会続き。唯一、白洲次郎の旧邸宅、武相荘に行ったのがよかったという久保洋介。
印刷された書物はすべてヴェネツィアから始まった。
2009年、突然あきらかになった核の密約のスクープ。その全貌。
万能の経済理論を追い求めた学者たちの生き様。
連休中は近場のゴルフ場を延々とまわっていたという成毛眞。
サイコパスというと連続殺人鬼のような犯罪者を思い浮かべるが、実はそれは一端であり、歴代の大統領やCEOなどにも多くいた、という話。
北朝鮮からの脱北者300人にインタビュー。取材者本人も含め、壮絶な人生を語る。
日本語には正しい書き方はない。古来から当て字や適当なかなは当たり前。日本語の歴史を顧みる。
連休中も一日おきに会社に行き、一日だけ歌舞伎を観に行ったという内藤順。
今回、一番大きなどよめきが起こった本。高橋お伝という最後の斬首刑にあった罪人と、その死体を解剖した軍医たちを追う。内容がかなり衝撃的だったらしく、珍しく内藤が興奮していた。
悪いとわかっていても、繰り返してしまう万引きは病気なのか。
アオリイカの本当の生態、って内藤が興味があるとは思えないんだけど…
家の大掃除でさっぱりし、鎌倉で参拝してきた鈴木葉月。
先日来、カタルーニャに嵌っているという鈴木。その一環からのガウディ。意外にも成毛が興味津々。
HONZのメンバーでもある難波美帆の本だが、何のインフォメーションもなかったなあ。面白そうだね。
自己啓発ものも含めて、右脳と左脳の働きを書いた本がたくさんあるが、本書は大元の研究者が誤解を解いている。
連休があったのかどうか、聞くのを忘れた書店員の田中大輔。FBのケーキの写真がいつも美味しそう。
ネット上のファミリーセールのような、ブランドの地位を落とさないサイトを立ち上げた女性たちの物語。これ、登録しよう。
イギリスの食いしん坊一家が日本の食を食い歩く。
ネットでかなり話題になっていると麻木が教えてくれた。著者は大阪大学大学院の先生。あれ、どこかにいたような…
と、今日はここまで。欠席者とおまけの分は近いうちにUPします。
おかげさまでHONZの月間ビュー数は右肩上がりのままです。もっと多くの人に興味をもってもらえるような企画も模索中。ご期待ください。