朝会は順調に進んでいく。一周目が終りお互い突っ込みあっていたその裏で、その日のHONZサイトが大変なことになっていることを、代表以下メンバー全員は知る由もなかった…
この日の欠席者のオススメ本はこちら。
幕張メッセの展示会に詰めている栗下直也
今回争奪然が一番激しかった本。仲野、鰐部も狙っていたが、レビュー予約表に一足早く書き込んだ栗下が一歩リード。
朝から研修が入ってしまった鈴木葉月。2回連続の欠席は悔しいだろう。今回の選書のテーマは「初心に戻って」だそうだ。
初心がどこにあるのか、よくわからない…
ロンドン出張中の久保洋介。商社マンは大変だ。
この本は高村がレビュー済み。でもクロスレビューとしてUPした。
タイトル的には処世術を書いてる本っぽいですが、実際は黒人初の国務長官を務めた人の伝記って感じで面白い、とのこと。
“「世界を変えてきたのは、いつも一枚の海図だった。」という一言に興味を持ちました。ワクワクしそう。”という久保のコメントにポツリと成毛「もうひとつだったな…」
仕事の都合がつかずに出席を断念した麻木久仁子
土屋も買っていた。「4000円の本がカブると痛い…」
NHK出版CDブック 現代文の朗読術 名作に秘められたリズム
- 作者: 杉澤 陽太郎、NHK放送研修センター日本語センター
- 出版社: NHK出版
- 発売日: 2012/9/21
いやはや、麻木らしい選本でレビューが楽しみ。
ここからは2周目に突入。オマケの本を一冊ずつ。最近ではこちらの本に飛び道具を持ってくる人が増えたようだ。
まさかの写真集。それもフェティシズム溢れる一冊。ナバテア文明で言いよどんでいた内藤だが、この本についてはうれしそうに語る語る…
田中大輔
Pen+(ペン・プラス) コム デ ギャルソンのすべて (HC-ムック)
- 作者:
- 出版社: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 2012/10/1
Penで特集していたものが大幅に加筆されて出版。
新井文月
世界を変える偉大なNPOの条件――圧倒的な影響力を発揮している組織が実践する6つの原則
- 作者: レスリー・R・クラッチフィールド、ヘザー・マクラウド・グラント、服部 優子
- 出版社: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/7/13
ビジネスで成功した人が、NPOでも成功するとは限らない、らしい。
土屋敦
土屋の自宅は泥棒に入られやすいらしい。
成毛眞
虫と文明: 螢のドレス・王様のハチミツ酒・カイガラムシのレコード
- 作者: ギルバート・ワルドバウアー、屋代 通子
- 出版社: 築地書館
- 発売日: 2012/8/29
ぞわぞわした虫、嫌いなくせに…
高村和久
巷で少々話題になっている、お弁当に入っている醤油の容器の学術的分類。大真面目だから面白い。
東 えりか
日本の職業レッドデータバンク。名著なのに、なかなか文庫化されなかった。待ってました。
山本尚毅
クリエイティブの授業 STEAL LIKE AN ARTIST “君がつくるべきもの”をつくれるようになるために
- 作者: オースティン クレオン、Austin Kleon、千葉 敏生
- 出版社: 実務教育出版
- 発売日: 2012/9/20
「新聞を黒塗りして言葉を浮き上がらせ、詩を書く」という手法を開発した著者からの人生のヒント。
井上卓磨
大統領選をリアルに感じるための基礎知識。ジュニア新書だからわかりやすそうだ。
足立真穂
闘病記を扱うネット古書店「パラメディカ」ここの店主ががんになった!
刀根明日香
「『きのこ絵』より、絶対面白いです!」と正面切ってケンカ腰(笑)いいねえ。
深津晋一郎
10年ごとに改訂版が出るあたり、みすず書房らしい。仲野より「名著だよ」と言葉が飛ぶ。
鰐部祥平
おやおや、こういう方面にも興味があるのね。HONZ大好き「文化史シリーズ」。鰐部の持ってきた本は全部装丁がきれい。
仲野徹
オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)
- 作者: 岡田 斗司夫 FREEex
- 出版社: 幻冬舎
- 発売日: 2012/9/28
朝日新聞Beに連載中の人生相談。仲野は講演会まで聞きに行くほど好きらしい。
鈴木葉月
確かにこの本は、「初心に帰る」という言葉にふさわしい気がする。
さて、いよいよHONZのこの1年(2011・7~2012・6)のレビュ―セレクション本が10月25日に発売されます。メンバー内での人気投票と自薦のレビューを合わせて150本を、書籍用に編集し直し、コンパクトに読めるようにしました。只今、予約受付中。
ノンフィクションはこれを読め! – HONZが選んだ150冊
- 作者: 成毛 眞
- 出版社: 中央公論新社
- 発売日: 2012/10/24
amazonは発売日も定価も間違っています。10月25日発売 定価は1300円です。
発売に伴って、全国の書店さんでフェアを企画していただけたらと思っています。
詳しくは担当の井上卓磨 inoue@honz.jp までご連絡ください。
また、11月には大幅にリニューアルいたします。現在デザインを検討中です。いままでより読みやすく、わかりやすいサイトにいたします。
それに伴い、無料のメルマガも始めます。毎日アクセスするのは大変でしょうから、その週のレビューのダイジェストなどをお送りする予定です。
などなど、お知らせ事項はたくさんありますが、この日、帰宅してみたら土屋編集長のレビューが大爆発を起こしました。夜には一時サーバーダウンになってしまうほど。現在まで、このレビューへアクセスはなんと6万を超えました。
版元も著者も大慌てで、大重版をかけているそうです。ちょっとだけお待ちくださいね。
波乱万丈の10月になりそうです。今後のHONZ,ますますご期待ください。