HONZ、ファンの方が増えたのはとても嬉しいのだけど、あんまりたくさん紹介すると恨まれる…
だから一番人が見ない、日曜の早朝にこっそり更新。
私にとって書店はテーマパークだ。何を買うという目的もなく、有り金も気にせず、ふらふらと平台やら棚ざしやらを見て歩く。できればそんな時間を月に1回は持ちたいと思っている。HONZが始まってから、そこに「気合」が入るようになった。鈴木葉月ではないがハンティングというかコレクションを作るためというか、「自分が読みたい」+「メンバーを驚かせたい」、という不純な動機が含まれるようになってしまった。いやいや、反省反省…
今月読む本のその2は、それぞれが推薦した3冊にプラスして持ってきた本を紹介する。これは今、自分が読んでいる本だったり、他の人とカブったときの予備だったりで持っているもの。しかし往々にしてこっちの方が良かったりするから可笑しい。何しろ「今月読む本」はみんなまだ読んでない本なのだから。面白いかどうか、まだわからないのだから。
というわけでおまけの本を大公開。この前とは反対回りに、まずは麻木久仁子。この人もマニアックな本読みであることが次第に分かってきた。
麻木にサバイバルが必要とは思えないが、食べられるかどうか知っているだけで強みになるね。
仕事柄、上手いことを言わなきゃならないときのための教科書として、だそう。勉強家だなあ。
続いて仕事の関係で中座する村上浩
どこの国であろうと娘が殺されていいはずがない。この本は私も買う。
例会のとき土屋やワタシ、久保なんかが楽しそうに虫の話をしていても、わからないからだそう。
そういえば村上は食の本をよく選んでいる。
一番ムキになっている代表成毛眞
先日読んだ『こころの免疫学』から腸がマイブームらしい。
西洋史好きなら欠かせない資料。
気づかないうちにこっそり手元に本を持っていた高村和久
宮崎駿のすごさがわかる、かも。
前作『遊牧夫婦』の第2幕。
今年最高の多忙時期を終えて、少し放心状態の土屋敦
この著者の本はみんな読んでいるという土屋。そういえば、私も半分ぐらいは読んでいる。
この本の隣にはなぜか『糖尿病と私』が並んでる。
買ったはいいけど自分には必要なかったと独白。
「実はぼく、そんなに本を読んでなかったんですよ」と先日衝撃の告白をした新井文月。
続編は近日アップ予定。
ツイッターとかFBで書かれた英語の略語がわからない人へ。
眼鏡を作り直したら、読むスピードがアップした東えりか
今月の新潮文庫が私の好み。
先日、成毛と松岡正剛さん、嶋浩一郎さんの鼎談で、百科事典を読むことが子供には必要という話があったが、こちらは国語の辞書。読書好きの子供を育てるためにはこの方法は効果的だと思う。
下川裕治の書き下ろし文庫。面白くないわけがない
文芸社から出た本を大幅に加筆して文庫化。身近に悩んでいる人は多いはず。これはすぐに読みたい。
既にこの著者のレビューは新井文月のこれがあるが、こちらの本はいわゆる四十八手の春画が網羅されて掲載。どうやったらこういう体位を取れるのか?他の本の下に入れてレジに出した、って中坊かワタシは!
あまり本が買えなかったなあと呟いていた栗下直也もまだ隠してた。
ここでマスコミにおけるディズニー関連の裏話を麻木から聞く。オフレコ(笑)
『恥さらし』で思わず私と話が弾んでしまった山本尚毅
話題の草思社文庫の新刊。私も読み逃していた一冊
言葉に関する本への感心はメンバー全員が強い。
またまたおきて破りの濱崎誉史朗
絶版本はやめてね。でもあらためてどこかで文庫にしないかな。
どうやらダブってしまった本が多かった内藤順
かなり専門的な本。不穏な世の中だから、よけいに響くのかもしれない。
布の袋から、がっさり本が出てきた鈴木葉月
えーっ、はーちゃんまさかのカミングアウト!?と思ったら、マニュアル本じゃなくて基礎から肌について知りたかったのだそうだ。でもなんで??
この時代にもHONZのメンバーみたいなのがいたんだろうね。江戸ブームも細かいところまで押さえるようになってきたと思う。
そして最後は文化史関連。日本と西洋では概念が全く違うだろうということは想像できる。心の窓、社会の窓…
以上、11月の定例朝会でみんなが紹介した本のすべてです。おまけの27冊足すと66冊!
これだけの本を持ち込んでるんだから笑っちゃうでしょ。でもみんな大真面目に楽しくて仕方がない。
年末には「今年の私の1冊」という特集もしようかと企画中。
実は「HONZのベスト10」を選ぼうと思ったのだけど、到底無理!という結論に達したので(笑)やめました。レビューの人気投票でもやりましょうか?
はい、今回も長文、おつかれさまです。最後までお付き合いいただき感謝です。