祝!青木薫さん翻訳『遺伝と平等』発売!
というわけで、HONZの「青木薫のサイエンス通信」でお馴染み、翻訳家の青木薫さんの翻訳新刊出版および『新版 科学革命の構造』が日本翻訳家協会翻訳特別賞を受賞された記念に上京されました。トークイベントを開催されるなら、ついでにHONZメンバーと初お目見えしましょう!ということになり、なんと4年ぶりのリアル朝会が開催されました。
思い起こせば、朝会はコロナの間にZOOMで数回やった記憶がうっすらとあるんですが、久しぶりに会う面々は、変わっていないようないるような…。
しかし記憶は確実に衰えていて、会議室の入室の仕方から、スクリーンへの接続までもたつきました。その後は会議慣れしたメンバーがZOOM参加者ともスムースに会話ができるようにしてくれました。孤独に籠って仕事していた私なんか、まるで手品をみているようです。
とはいえ、いつも通りに朝会を開始。ルールは一人一冊に変更し、「これから読む本」(いま読んでいる本も含む)を紹介していきます。すでに読み終わった人が茶々を入れるのは大歓迎。
ではスタート!名前のリンクをクリックすると、過去のレビューを読むことができます。
◆トップバッターは最初に会場に到着した西野智紀。立派な書評家になりました。
青木さんの本で「親ガチャ」のことばかり考えていたのだけど、いやいや、この本は本当のガチャガチャの市場調査本。空港で最後の小銭をこれで使うって話は有名になったけど、どんな進化を遂げているんでしょうね。
◆ZOOMで参加するメンバーが聴こえづらそうという内藤さんの進言があったので、まずはそちらを先にしましょうとなりました。リアルではまだお会いしたことのない東洋大学の鈴木洋仁。著作の『三代目スタディーズ』の関係からジャニーズ問題やビックモーター関連のコメント依頼が多いとか。
非常に話題になった日本精神史(上下)の続編だそうです。これはぜひレビューを書いてもらいたい。
◆最近はライター業が忙しそうな栗下直也
書店で見つけて思わず手に取ったとのこと。すでに重版がかかっているそうです。
◆作務衣で登場。いまや世界的にも有名な画家となった新井文月
昨年亡くなった建築家、磯崎新氏の特集号。実は近々、新井文月もこの雑誌に登場するらしいです。
◆「重版率80%のカリスマ編集者」としてセミナーを開くほどの売れっ子編集者の中野亜海
この日一番「おおお!」と声が上がった一冊。その場で買った人も多かったかも。日本の新幹線を軸にすえて、鉄道マニアの魂が込められているらしい。
◆ご出産おめでとう!赤ちゃんと一緒に登場の仲尾夏樹
超ベストセラーの本書。メンバーで読んでいる人は多数いました。日常で赤ちゃんと会話する仲尾がどのように読むかちょっと興味があります。
◆メンバー全員の長年の願いがようやく叶いました。初めましての青木薫
日本で物理学を学ぶ者なら知らぬ人はいない仁科芳雄。しかしその功績を辿ることは難しかったのだそうです。今回この偉業を成し遂げた科学史の専門家に脱帽したとのこと。上下巻で13000円を超える超ド級の新刊でした。青木さん、この本のレビュー待ってます。
◆朝会をやるならついでに夜会(単なる宴会)もやろう!ということで幹事は刀根明日香に任せました。(店は歌舞伎町のど真ん中!刺激的でした)
これも今、ベストセラーを驀進中。「みなさん、自分を中流だって思ってます?」という刀根の問いに「うーん」と首を傾げるメンバーたち。世代間でずいぶんちがっているかもしれません。
◆高笑いを響かせて、ZOOMの人たちにも声を届ける内藤順
会社員のマネージメントで少なからず問題になっていることらしい。本人たちの能力を生かしきれない会社の規約など、改正できるところを考えなくてはならない、と今後の課題は多いそうです。大学教授だった仲野徹からは「学生たちに多いのだから、それは一般社会にも多いやろうなあ」とのこと。
◆野生動物のニュースを見ると顔が思い浮かぶ。興味が一切ブレないところが素晴らしい塩田春香
今回の本もブレがない。昨今のクマの出没状況を見ると笑い事では済まされないので、これはぜひ近くに出没する地域の人は読んでほしいですね。
◆放送局勤めで忙しいはずなのに、読書量が落ちない首藤淳哉。彼が見込んだ本はだいたいベストセラーになります。
実は私も観たことがある謎の飛行物体。これだけ目撃談があるのに、なぜ突き止められないのか。硬骨のジャーナリストが書いた調査報道。これは面白そうだなあ。
◆出版社に転職後、ヒット作を連発している吉村博光
ロシアのウクライナ侵攻で、にわかに世界の穀物需給問題がひっ迫しています。とはいえ、新しくはない問題で食欲のために戦争は起こります。
◆毎朝の「出版業界ニュースのまとめ記事」のファンがとても多い古幡瑞穂。毎月の「これから出る本」ではずいぶん散財させてもらってます…。
著者はビジネス小説の作家なので見逃してましたが、ノンフィクションだそうです。味の素って、世界のどこへ行ってもありますよね。その戦略ってどんなものなんでしょう?
◆「結婚しました!」とステキな報告をしてくれた峰尾健一。大学生メンバーだったのに立派になったなあ。
著者はエリックサウスの総料理長、といえば「あー!」と分かる人も多いと思います。ただ今回は作るほうではなくてお客さんの立場でいろいろなお店に行っているよう。これもよく売れているし、読みたくなる本です。
◆隠居の名刺を機嫌よく配る仲野徹。とはいえ講演会はひっぱりだこのようでお忙しそう。
この本は私も含めて「読もう」と思っているメンバーは多いんじゃないかなあ。絶滅した地域に放たれた14頭のオオカミがどのように変化をもたらしたか。日本でもクマやサルの被害に苦しんでいる地域にとって、一つの参考になる物語です。
◆青木薫訳の『遺伝と平等』を編集した足立真穂。プライベートではお能への沼ハマがハンパない様子。
文楽の技芸員さんたち手作りの名鑑で、売っている場所が限られています。私もこの前の文楽公演で買いましたがなかなかの出来あがりです。手作り感満載。10月27日まではこちらで買えるようです。
◆青木薫さんとのトークイベントのため『遺伝と平等』を読み込んだらノート1冊分が満杯になった東えりか
この春、ハードな介護を体験して感じたのは、男性の力持ちが欲しい、ということでした。いますぐに、何かをして欲しいときに、人を一人動かすためには技術と腕力だと思います。さらに元気いっぱいの笑顔があったら、なお良いなあと心から思っています。
*
まずはここまでで一周目。参加できなかったメンバーもオススメ本があるようなので、さらに二周目に突入しますが、今日はここまで。いやー、楽しかったなあ。集まれるようになって本当によかったです。