半分のメンバーが終わったところでだいたい1時間を経過。朝会は続く。さすがにみんな覚醒し、気の利いたコメントも出てくるようになった。吉村の配ってくれたお饅頭の甘味も、脳みそにはよかったようだ。
◆敏腕編集長の内藤順。眠そうだった顔もようやく晴れやかに。
会社組織の中で働く男性は、女性の上司や部下ときちんとコミュニケーションをとるために1冊目は必読だそうだ。『さいはての中国』村上浩のレビューはこちら。脳科学はより哲学や宗教と近づいていくのかもしれない。
◆こちらも敏腕の事務方で、「今週のいただきもの」のプチ情報が人気の仲尾夏樹
ANAの機内誌の人気企画のおべんとう写真もなんと4巻目。人の食べているものはおいしそう。家と書いて「チベ」と読む。在日韓国一家の歴史をたどる。インスタグラムは、いまどれくらいの人がやっているのだろう。変わりゆくSNSの姿。
◆最近、サラリーマンに復帰した新井文月
勤め先で必要になったゲームの創作に必要な知識を仕入れているようだ。2冊目は先日APUを訪問したときに学長の出口さんから直接勧められた本だとか。「えー、どうしてふーちゃんだけ?」という声には聞こえないふりをしていた。
◆子育てが楽しそうな山本尚毅
スノーデン推薦!とはすごい本だ。コンピュータ関係者は必読か?「時間」はいま研究者の旬の話題なのかもしれない。ヴィゴツキーという人を私は知らなかったが、旧ソビエトの教育者でさまざまな研究が紹介されているのだという。
◆虫から植物から、とにかく生きとし生けるものに愛情を注ぐ塩田春香
苔類を語らせたら右に出るものはいない田中美穂・解説の写真集。「買わない理由が見つからない」という塩田。避難小屋は山小屋とは違うので、イラストほどきれいではないよ、と仲野。鳥島には漂流した人がよくたどり着いたらしいが、あとは流されてしまったのだなあ。
◆出版関係の現状を憂う毎日を送る古幡瑞穂
10月11月で話題の本をご紹介。早いうちから注文が殺到(?)している注目作品。昭和の絵本は、実は怖いものがたくさんあった。今ならNGだと思う。秋には大全シリーズが良く出るようだが、今年は「死」。そしてタコの心身問題はものすっごく気になるぞ!
◆ジョージアのワイン農場から送られてきた写真が楽しそうで羨ましいぞ、足立真穂
『東京アンダーワールド』の著者が描く先のオリンピックから今回のオリンピックまでの日本の軌跡。女人禁制の歌舞伎の世界で生きる田中流の家元・11世田中傳左衛門(人間国宝)の生きざま。そして、いま改めてニホンオオカミを探る。
◆最近は早起きして本を読むのが快感になってきた東えりか
ある朝起きたら夫が(妻が)隣で死んでいた……。決して珍しい話ではない。そのときあなたはどうするか?来年の践祚のあたって、天皇家によって祀られるアマテラスの全貌。大東流合気武術を極めた天才武術家の生涯を時代小説家、津本陽が描く評伝。津本さんの遺作である。
と、ここまでが朝会に参加したメンバーのオススメ本。残念ながら欠席した人のオススメはまた近いうちに紹介する。
しかしこの原稿を下記ながらポチった本は4冊。ああ、また積ん読が増えてしまう(悲鳴!)