先日、夏らしいことをしようと、花火をしました。花火の締めといえば線香花火ですが、東西でずいぶん違うことをご存知ですか?
西の線香花火は、スボ手牡丹と言います。300年変わらない線香花火の原形です。米作りが盛んな関西には、ワラが豊富にありました。ワラスボの先に火薬を付け、それを香炉に立てて火をつけて遊んでいたことが、始まりだと言われています。ちなみに、火先は上向きに持ちます。
東の線香花火は、長手牡丹と言います。関西から伝わる際、関東では米作りが少なく紙すきが盛んだったため、ワラの代用品として紙で火薬を包んで作られました。関東を中心に親しまれ、その後、スタンダードな線香花火として全国に広がっていきました。スボ手牡丹に比べて燃焼時間が長いのが特徴です。
それでは今週献本いただいた新刊本のご紹介です。版元のみなさま、毎度ありがとうございます!