今年の桜は今週末が見頃でしょうか。桜といえば、桜餅。関東と関西ではずいぶんと違うものですね。関東風の桜餅は、徳川吉宗の公園政策によって生まれたんです。吉宗は景色が寂しかった、向島界隈の隅田川堤に、桜の木を植えるよう命じました。これにより、桜の季節にはたくさんの人が、花見に訪れるようになったそうです。
そんな折、向島長命寺の門番をしていた人物が、この桜の葉を塩漬けにし、その葉で餡入りの餅を挟みました。これが、桜餅のはじまりです。その後、長命寺の桜餅は江戸を代表する名物となり、現在でも、関東風の桜餅を長命寺といいます。
それでは今週献本いただいた新刊本のご紹介です。版元のみなさま、毎度ありがとうございます!