今の時期、ヒラメと赤貝が旬ですね。「話の腰を折る旨さ(連れと話していても握りが出てくると、あまりの美味しさに会話が途切れてしまう)」と誰かが評していた、寿司屋に行きました。
江戸時代から寿司屋の暖簾は汚いほど繁盛している、と言われていました。これはおしぼりがなく、食後に客が暖簾で手を拭いて帰ったことから。寿司屋の湯のみが大きいのも、お茶で手を洗っていたんですね。銭湯の前に寿司の屋台が多く出たのは、湯上りで手が清潔だったからなんだとか。現代の江戸前の寿司屋にはカウンター席の上にも暖簾があります。これは、寿司は屋台で食べるものだったため、当時の雰囲気を出すために吊り下げられています。
それでは今週献本いただいた新刊本のご紹介です。
版元のみなさま、毎度ありがとうございます!