「私はダリでしょう?」CMが流れていた当時やたら印象的で今でも頭に残っているフレーズなのですが、10年前のダリ展のものでした。(もっと幼い頃の記憶のような、しかし10年前と言われるとだいぶ前ですね…)
当時、美術の教師に「ダリは絵が小さいし、ダリ展なんて人が多くてゆっくり見られないから図版で見た方がいいわよ」と、言われ美術館には足を運びませんでした。しかし、今回のダリ展は何かに引き寄せられるように訪れたところ、行って本当に良かったと思います。
ダリが絵を描き始めた頃から晩年までの作品が集められ、作家の生涯をたどることができます。また、図版がいくら美しくても油絵が持つ表層の透明度は本物を見ないとわからないので、ぜひ六本木の国立新美術館にダリを見に行ってください。国立新美術館の設計は黒川紀章、ロゴデザインは佐藤可士和なのでその辺りも注目です。
それでは今週献本いただいた新刊本のご紹介です。
版元のみなさま、毎度ありがとうございます!