今月13日タイの国王が亡くなり、喪に服すため国民の多くが黒い服を着ているそうです。葬儀に参列する際、日本では黒の喪服を着ることが一般的ですが国によって事情が少し異なります。そもそも喪服というものがなく派手な服でなければOKだったり、中国や韓国、ベトナムでは白の喪服を着るようです。
実はかつて日本でも白い喪服が着用されていました。『日本書紀』には喪服は白との記載があり、その後平安時代には黒の喪服となります。さらに室町時代にまた白となり、明治維新をきっかけに黒い喪服が登場します。世間一般的となったのは第二次世界大戦中からで葬儀が増え、汚れが目立ちにくい黒が主流になったと言われています。
それでは今週献本いただいた新刊本のご紹介です。
版元のみなさま、毎度ありがとうございます!