三月下旬から六月上旬にかけて、富山県魚津市では蜃気楼を見ることができます。
蜃気楼の由来は古代中国で蜃(大ハマグリ)が気(息)を吐いて楼閣を描くと考えられていたからのようです。
そもそもなぜ蜃気楼が起こるのかというと、光の性質と目と脳の構造が関係あるんです。
光は通常直進しますが、密度の異なる空気があるとより密度の高い冷たい空気の方へ進み、屈折します。人間の目と脳は光が直進してくると思っているので、目に入ってくる直前の方向に物体があるように勘違いするのです。要は空気の温度差で蜃気楼は発生するのですが、
科学的に解明されていない時、ありもしない場所にものが浮かぶのは不思議だったでしょうね。
それでは今週献本いただいた新刊本のご紹介です。
版元のみなさま、毎度ありがとうございます!