「白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬき留めぬ 玉ぞ散りける」
葉の上に降りた白露に風が吹きすさぶ様子から平安時代の人は秋を感じていたようです。
詠んだのは文屋朝康で、白露を真珠に見立てるなんて風流ですよね。
素朴なものに価値を見出す日本文化ですが、真珠に関しては少し異なるようです。
安土桃山時代には螺鈿を用いて極めて豪華な南蛮漆器の作品を制作・輸出していました。
これらは西洋で一つのステータスシンボルとなる高級品として非常に人気があったそうです。
それでは今週献本いただいた新刊本のご紹介です。
版元のみなさま、毎度ありがとうございます !