大型の台風が来ているそうですね。お盆休みに入ろうというときに、なんと間の悪い。私も今週は帰省し、舅のお墓参りに行きます。関西のセミはシャーンシャーンとうるさいのですが、今年は東京でも鳴いていました。
欠席者の多かった8月の朝会。でもみんな律儀にメールで「今月読む本」を知らせてきます。基本、みんなまじめです。コメントは本人談。到着順で掲載します。
今月のイチオシは『サイボーグ昆虫フェロモンを追う』
いやぁ、ここまでできるようになってるんですね。今月のレビュー予定本です。
二冊目は『娼婦たちから見た日本』。栗さんとバッティング覚悟の上。
三冊目は『あなたのなかの宇宙』。この著者の前作、『ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト: 最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 』もむちゃくちゃおもろいらしいから併読したい。
『会計の歴史探訪』
13世紀にイタリアで誕生した複式簿記がどういう意図から生み出されてきたのかを追い求める本です。
『光とは何か』
最近、光科学関連の本が結構でてますが、基礎的な所から丁寧に解説してくれる新書らしい一冊です。
『「サル化」する人間社会』
京大次期総長の山極寿一先生による、ゴリラ研究の振り返りです。
『探求の共同体』
子どものための哲学を提唱した著者。初の翻訳本です。
『今西錦司伝』
今西さんの山岳部の後輩が書いています。
『内なる創造性を引き出せ』
『脳の右側で描け』の続編とも言える本です。クリエイティビティのヒミツを語っています。
これから毎月のように本が出るらしいです。(本人談)
1冊目、タイトルに負けました
2冊目、新装版なのですけど。樹霊信仰に繋がっていく話。日本古来の信仰に興味のある方はぜひ。先日子どもとジブリ作品を鑑賞していて、にわかに一人アニミズムブーム再来。
3冊目、18世紀以前、ヨーロッパの食の中心は肉ではなく魚だった!意外やなあ、ほんまですか?と心中突っ込みながら手に取りました。食から見る世界史。
みんなに取られてしまいました。小松氏の『裏山の奇人』も『犬たちの明治維新』も『サイボーグ昆虫』も。
1冊目、まずは、どこか、遠くへいきたいです。
2冊目、昔からなんでもパイにすればいいってもんじゃない、と思っていました。
「音楽から解き明かす進化の謎」音楽好きな人間がどんな変貌を遂げたか、とてもワクワクします。
1冊目 水月湖で得られた年代測定基準を使ってマヤ文明が栄えていた頃の気候変動を推測していたりして、おもしろそうです。
2冊目 意識に関する脳科学研究の最先端がわかりやすく書かれている模様ですが、立ち読みしただけではわかりませんでした。ちゃんと読みます。
3冊目 買ってしまいました500ページ。私は読み終われるのでしょうか。ジャック・アタリが書いたマルクスの伝記。
文明開化で儒教が果たした役割をひもとき、明治維新を見直す。
あとはおまけをザザザっと!
山本尚毅
土屋敦
野坂美帆
村上浩
仲野徹
足立真穂
峰尾健一
東えりか
内藤順
すぐに読んだんですが、これは面白かったし興味深い一冊でした。
塩田春香
田中大輔
この記事を書いているうちに、外は洗車機の中のような雨になってしまいました。お盆休みで久しぶりに本でも読もうか、と思っている方、ぜひ「8月の今月読む本 その1」とあわせて、参考になさってください。
では、よい夏休みを!