梅雨らしい日々が続いていますね。本読みにはいい天気ですが、ゲリラ豪雨にはまいってしまいます。カバンの中に入れておいた本までグショ濡れには泣きたくなりました。紙は本当に水に弱い。HONZで強力プッシュ中の『紙つなげ!』のことを考えながら、扇風機で乾かしました。
メンバーが最近出した『エピジェネティクス』も『男のパスタ道』も好調で、増刷がかかったようです。読む本もマニアックなら書くこともマニアック。『エピジェネティクス』が第2章で止まっている私も反省し、もう一度頭から読み直そうと奮起しています。
7月の朝会では平成生まれと昭和育ちとの深い溝が露見しました。様子はこちら。欠席者も「今月読む本」はきちんと知らせてきます。
前日のトークショウの司会で疲れ果て、朝会を欠席した代表・成毛眞。今月読む本のその2はその成毛から始めましょう。コメントは本人談。
『君拾帖』幕末明治ヲタクの極致。鹿鳴館の献立、牛肉大和煮ラベル。
『死の棘』いまだに被害がつづくアスベスト公害の実態。
ヤクザ映画の中の内容が後日、本当に起きてしまった。フィクションが進行中のヤクザの抗争に影響を与え、モデルの組長が射殺される。なぜ起きたか。
2冊目は完全なタイトル買いです
3冊目、被り多数につき、今、カバンにあった本ってことで……
1冊目、著者の笹沢さんの遺作となった骨太の評伝。すごいです。
2冊目、4歳の息子を失った父親が書いた本。自分にも子どもがいるので、最初とても読めない、と思いましたが、抑制的な筆致、子どもの前向きな生き方がよいです。終末医療についても、具体的にいろいろ考えさせられます。
3冊目、天才浪曲師の生涯をひ孫が書いた伝記的読み物、だそう。まだ読んでませんが。うなるカリスマ・国本武春推薦w
『人生は~』日本を代表する女性物理学者の半生。明るい!こういう女性はかっこいい。
『冬虫夏草~』発売前から待ちに待った一冊。冬虫夏草って色んな種類があるんです!思わずウヒヒとなること間違いなし。
『キリスト~』イメージはどのように創造されたか。宗教に興味がある人にも、美術史に興味がある人にも。私はイメージの効能が気になって読んでみたいと思ったのでした。
1冊目、この著者の本は、歴史をダイナミックに読み解いてくれるので、好きでほとんど読んでいます。
2冊目、NHKの時代考証担当者による歴史雑学集。
3冊目、『ナチスのキッチン』の著者の新作ですが、担当編集の下平尾さん、出版社を立ち上げたようです。驚きましたがちょっと面白そうなのでこれから読んでみます。
オチオシは『新幹線を航空機に変えた男たち 超高速化50年の奇跡』
ですが、カブりました。新幹線が進歩してきた歴史を人と技術から描く。
『小林一三』って順風満帆な人ではなかったんですね。大阪を大きく発展させた大経済人の伝記。
2冊目、爽やかな若者は嫌いなんですけど、この人はすごい。
そして、どうしていまごろ辻静雄なのかという疑問はあるけれど、むちゃくちゃにおもろい。
1冊目、『ロングテール』のクリス・アンダーソンかと思いましたが、違う模様です。
2冊目、表紙があまりにさみしい感じで、思わず買ってしまいました。
3冊目、「音はどこまで大きくなるか」「華厳経に記された果てしなく大きな単位」などサイエンスの雑学が書かれていておもしろいです。
あとはおまけの本。意外なものに人気が出ました。久しぶりに毎月取ろうかしら。
田中大輔
塩田春香
『ちいさなかがくのとも』という3歳から5歳くらいまでを対象にした冊子なのだが、ものすごくよくできている。これは欲しいなあ。誰かにプレゼントしたい。
内藤順
東 えりか
麻木久仁子
新井文月
山本尚毅
峰尾健一
刀根明日香
久保洋介
村上浩
鰐部祥平
足立真穂
野坂美帆
土屋敦
最後はこの人。遠藤陽子
なんてステキな選書センス!思わずポチってしまいました…
様々な場所でHONZメンバーの活躍が目立ってきました。4年目も本をバンバン読みつつ、本業でも成果を上げていきたいと決意を新たにしています。どうぞ応援してください。