昨晩の雪も夜半には上がったが、相当寒い朝。このところ暖かかったので寒風が痛い。2月の朝会は直前になって欠席者が続出。子どもの具合が悪くなったもの、消費税増税前の駆け込み需要のための残業、病欠、出張などなど、今までの朝会で一番少ないかもしれない。
そんななか、新しいメンバーを成毛代表が探してきた。「つぶやきコミューン」という書評ブログを行っている神谷昌彦さんだ。舌鋒の鋭さはブログをご覧ください。
欠席者は以下の通り。新井文月、足立真穂、高村和久、栗下直也、山本尚毅、仲野徹、鈴木葉月、野坂美帆、鰐部祥平、あれま、約半数が欠席だ。小学校なら学級閉鎖だね。
かく言う私も、昨晩、突然の腹痛。一晩中、トイレと蒲団を行ったり来たりだが、明け方にようやく治ったようだ。(すごい回復力と言われた)少ない人数だが、2月の朝会、出発進行!
まずは初登場、神谷昌彦から
馬と競争していた時代からの歴史。日本の新幹線以降は弱いらしい。この50シリーズ、鉱物や植物、動物などがあって大判なのでみんなで楽しめる。
猥雑な雰囲気を、今も色濃く残す鶯谷。HONZで紹介してなかったっけ?と検索したら、紹介もしていないのに栗下の名前が挙がっていた。強力なライバル出現か!
身体をはったレポートを報告し続ける福島香織。今回も拘束を受けたらしい。成毛眞も読んでいて、どこかで書評するそうだ。
死刑執行前に最後に会うのが教誨師である。半世紀にわたり教誨師を務めた僧侶の記録。『永山則夫 封印された鑑定記録』ほか出色のドキュメンタリをつくったディレクター。
トウガラシの歴史の本は過去何回か紹介された。現在、世界では一番辛いトウガラシを育種する競争が激化しているようだ。たしかに一滴で一カ月も味覚を奪うなんて兵器に使えそう。
朝起きてから寝るまで、普通の人が巻き込まれるかもしれないトラブルを科学する。大分昔の本の文庫化。仕組みを知らずに使っている家電は多いからね。
自閉症スペクトラムでは様々な例が見られるが、本書は宇宙物理学に特化した少年の物語。さすがHONZはこの手の本が好きで3人以上カブっていました。最近は小説でも、自閉症スペクトラムはよく登場します。
この本を見て「おお!」と感嘆の声が上がるのはHONZくらいだろう。トンネルのシールド工法現場を取材している成毛は興味津々。
村上浩らしい選書。化石には残らない進化の情報が、突然変異としてDNAには刻まれている。DNAに秘められた生物の歴史を丹念にたどり、進化のしくみを解き明かす分子進化学(amazonより)
これもHONZ好み。当然のことながら数人がカブっている上に、仲野徹がすでにレビューを予約済み。野坂美帆は書店員の今月売る本で熱く語る。
赤外線サーモグラフィの技術を開発している会社の多岐にわたる用途を解説。福島原発の中など人が絶対に入れない場所などには欠かせなくなっている。著者は開発した会社の社長。
「10種でわかる~」シリーズ。チーズとワインは難しいけど、基本のところを押さえておけば応用が利きそうだ。まずは食べてみなきゃね。
この宇宙に我々以外、どんな生物がいるのかという大命題に「科学界のインディ・ジョーンズ」長沼先生が挑む。
世界各国で発令されたひどい法律を網羅。目次だけ見ると最悪という感じじゃない。まあ、日本でもトンデモ法律ってあるものね。
正体不明のストリートアーティストの作品集。私は全く知らなかったけど、とても人気のある人で、田中もロンドンで見て感激したそうだ。
不思議なもので、年を取ってくるとステッキに憧れる。それも上品で紳士が持つようなもの。みんなが口をそろえて言うのだから、ステッキ、流行りそうな気がする。有名ホテルの地下のアーケードに専門店がある。
田中の紹介した本と同時発売。医療の世界史の本は毎回のように紹介されるが、どれも面白い。ちょっとグロいけど。
戦時中、国民はどんなことを強要され鼓舞されてきたのか。最初は笑いながら読んでいるが、最後は背筋がぞっとする。
時計好きは世の中に多い。好きでたまらなくて作ってしまう人もいる。精密機械を愛するのはやはり男性が多い。
イギリスでシーズン3が始まり大好評のテレビ映画。日本の公開も待ち遠しい中、基本の基本を押さえる。カンバーバッチ、かっこいい!
ジャン=ジャック・サンペの作品、ニューヨーカーの表紙を飾った約100点を一挙掲載。とにかく美しい。
著者はカタルーニャ語の辞書を編纂した人。いろんな言語の辞書をつくった人々の物語。『舟を編む』からこっち、ちょっとした辞書ブーム。
すでにamazonは売り切れ。原発の素晴らしさを喧伝していた広告や人たちの記事を網羅。有名人たちにとってはかなりイタい内容だ。内藤が紹介した『愛国の技法』と同じ著者。
相当興味深いインタビュー集である。30件に及ぶ無罪判決を確定させたことで知られる元裁判官が自らの人生をふり返る。退官直前に手がけた東電OL殺人事件のことまで。
日本軍、日本兵はアメリカからどう見られていたのか。戦争の只中で、日本兵はどう行動したのか。『米軍が恐れた「卑怯な日本軍」 帝国陸軍戦法マニュアルのすべて』の著者の新刊。
書店で棚ざしになっている本書を見て「木下直之?」と驚いた。『股間若衆』の著者だ。本書は上野で行われた日清戦争祝捷大会が、どんなに盛り上がりどんなに下品で、でもエネルギーに溢れていたか解説する。国威発揚とはどういうことか、きっと今も変わらない。
出版業界でも厳しいことで知られる新潮社校閲部。その部長にしてプロの漫画家である著者が、イラストから何から全部書いた日本語案内。
タイトルはセンセーショナルだが、今まで隠蔽されてきた男性の性の悩みを解決するコンサルタントの体験談。赤裸々ではあるが、切実な問題である。
さて、その1はここまでにする。サイトのリニューアルは終了し、また新しい試みを始めるべく、担当者は必死である。多分、次回は公開朝会になる予定。また、平日の朝はとても来られない、というご意見が多いので、近々、週末の昼間に朝会ならぬ昼会をしようという話もまとまった。新しいメンバーも入り、新たな切り口のレビューも読めるだろう。ご期待ください。