新刊をチェックしているとき、妙に読者対象が狭いマニュアル本を見つけると、つい「ほしい物リスト」やら「あとで買うリスト」に入れてしまう癖がある。今回は、それを見直しつつ選んだ珠玉(?)の3冊。
まずは、なるべく新刊から、ということで、こちら。
7月のこれから読む本で、栗下氏が紹介しているが、本書は、献体をめぐるノンフィクションというより、献体をしたいと思っている人向けの実践的な献体マニュアルといったほうがよい。
世界や日本の献体の実情や献体の歴史、解剖実習の実際なども紹介していてかなり面白いのだが、献体登録の方法や献体団体の総会や会報、相談窓口について、「献体をお断りするケース」の説明など、実用的な「献体の手引き」と化している。
続いてはこちら。
あまりに印象的なタイトルで一時話題となり、一部のネット書店のランキングでも上位に来た記憶が。しかもすぐに入手不能に。「職質道」というだけあって、心構えや姿勢(前傾姿勢で職質すべし! とか)を説いていたりする。警察官の方々は本書の主張をよく読んで(って入手不能ですが)、ハマザキカクを職質したりせず、果敢に暴力団関係者への職質に挑んでいただきたい。
3冊目は、冒頭に書いた「ほしい物リスト」から。一冊だけは選びきれず、同点で以下の3冊。なぜ選びきれないかは、買っていないから。つまりタイトルのみで選定。『戦国武将お墓参り手帖』は、「死因付き」というのが気に入っただけです。購入は自己責任でお願いします。