1月も今日が最終日。
1月は行く、2月は逃げる、3月は去るとよく言われるけど、今年もあっという間に過ぎそうだ。
覚え書き程度に今月の掲載された新刊書評仕事を一覧にしてみると、あれま、少ない。
やはり年末年始で10日あまり、仕事をしていないから仕方がないか。
これ以外に新人賞の下読みとかインタビューのまとめなど、他の仕事もありますけど。
新刊書評
小説すばる2月号
身体のいいなり (2010/12/17) 内澤 旬子 |
内澤旬子『身体のいいなり』(朝日新聞出版)
幼いころから虚弱だった著者が、乳癌をきっかけにみるみる健康になっていく話。
しかし、最近ぎっくり腰になったらしい。
ミステリマガジン2月号
A3【エー・スリー】 (2010/11/26) 森 達也 |
森達也『A3』(集英社インターナショナル)
『A』『A2』とドキュメンタリー映画として発表してきたが、今回は活字だけ。
麻原彰晃がどのように裁かれているのか。
森が欺かれているのか、それとも裁判に問題があるのか。
小説宝石2月号
おくうたま (2010/12/16) 岩井 三四二 |
岩井三四二『おくうたま』(光文社)
大河ドラマ『江』の兄の物語。
著者が得意とする、変わった職業の侍たちシリーズ。
信長革命 「安土幕府」の衝撃 (角川選書) (2010/12/25) 藤田 達生 |
藤田達生『信長革命「安土幕府」の衝撃』(角川選書)
今月のイチオシ。
ここ10年ぐらいの研究でわかった信長と安土桃山時代の新説は、ドキドキするほど面白い。
初夢に信長が出てきたほど。
本の雑誌2月号(クロスレビュー)
第二音楽室―School and Music (2010/11) 佐藤 多佳子 |
at Home (2010/10/27) 本多 孝好 |
春駒日記 吉原花魁の日々 (朝日文庫) (2010/11/05) 森 光子 |
時事通信社(地方紙配信)
昭和旅行誌―雑誌『旅』を読む (2010/12) 森 正人 |
森正人『昭和旅行誌 雑誌「旅」を読む』(中央公論新社)
交通公社(後にJTB)が発行していた『旅』という雑誌を手がかりに、昭和の旅の歴史を語る。
子供のころの思い出の旅が、鮮やかに蘇る。