11月の今月読む本 その2

2012年11月11日 印刷向け表示
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ノンフィクションはこれを読め!  - HONZが選んだ150冊

作者:成毛 眞
出版社:中央公論新社
発売日:2012-10-24
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ありがたいことに、今日の朝日、読売、産経とそれぞれの新聞に『ノンフィクションはこれを読め!』の紹介記事が載り、「ノンこれ!」という愛称までいただいた。日曜日は、各紙、話題の本のレビューが載るのだが、この記事で興味を持つ人が多いのだ。石井光太さんの『ノンフィクション新世紀』も好調だそうなので、いい風が吹いてきている。

まずは欠席者のオススメ本を紹介しよう。休んでも、絶対にこれだけは忘れないあたりが、HONZメンバーの凄いところである。

スタッフで参加していた大統領選の特番は大好評だった山本尚毅

『中国人とインド人』はカブっていたので、あと2冊

覚悟 理論派新人監督は、なぜ理論を捨てたのか

作者:栗山英樹
出版社:ベストセラーズ
発売日:2012-10-10
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日本シリーズは惜しくも逃したが、日本ハムファイターズ監督、栗山秀樹、この1年の奮闘。

うつは移して治す―ある精神科医の「野生の思考」

作者:小原 基郎
出版社:幻冬舎ルネッサンス
発売日:2012-09-20
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白衣を着ない精神科医の試み

缶詰研修中の久保洋介

シビリアンの戦争――デモクラシーが攻撃的になるとき

作者:三浦 瑠麗
出版社:岩波書店
発売日:2012-10-19
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「民間人が軍を管理しておけば攻撃的な戦争は起こさない」というのは神話にすぎないという本。軍が反対しているのに民間政治家が戦争に突っ走ったという戦争が意外に多くてびっくりです。

私は、走ろうと決めた。――「世界最悪の地」の女性たちとの挑戦

作者:リサ・シャノン
出版社:英治出版
発売日:2012-10-11
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540万人もの人びとが紛争で亡くなっている荒廃する国コンゴで一人の女性が走り出した話。なんで走り?とグイグイ引き込まれる。

ビッグデータ・ビジネス (日経文庫)

作者:鈴木 良介
出版社:日本経済新聞出版社
発売日:2012-10-16
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最近(?)流行のビックデータの動向をまとめている本。「客の空腹度と好みを予想し、適切な分量をレーンに流す回転寿司店」だとか「リアルタイムで勝ち負けをモニタリングし、ふてくされそうな客をケアするカジノ」など、面白い活用方法も紹介している。

ここからはオマケの2順目。実は、オマケのほうが気を抜いているだけ、意外でおかしい選書が多いのだ。

深津晋一郎

なんともキナくさい日中関係の基本的なところをきちんと学ぼう、という人に。

新井文月

直感力 (PHP新書)

作者:羽生 善治
出版社:PHP研究所
発売日:2012-10-16
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なぜか村上隆推薦。

高村和久

快楽上等!  3.11以降を生きる

作者:上野 千鶴子
出版社:幻冬舎
発売日:2012-10-26
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電車の中で読んでいたら、恥ずかしくなってしまったらしい。

田中大輔

舞妓の言葉――京都花街、人育ての極意

作者:西尾 久美子
出版社:東洋経済新報社
発売日:2012-10-19
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秋は京都、って刷り込みがあるんだろうか?

鈴木葉月

よくわかる元素図鑑

作者:左巻 健男
出版社:PHP研究所
発売日:2012-09-15
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鈴木のマイブームが“元素”なんだそうだ。

鰐部祥平

成毛はプラモデルを作るためにすでに購入済みだそうだ。「オスプレイの資料としては一番いいよ」というお墨付き。

東えりか

私はなぜ刑務所を出ないのか

作者:美達 大和
出版社:扶桑社
発売日:2012-11-01
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無期懲役囚、美達大和が生きる意味を自問自答する独白記

内藤順

東大秋入学の衝撃

作者:山内 太地
出版社:中経出版
発売日:2012-11-01
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田中真紀子大臣の発言から、大学の将来はどうなるのか考えてしまう。

土屋敦

本当に“感じが悪い人”っているよなあ。避けるだけで考えたこともなかった。

成毛眞

イタリア人と日本人、どっちがバカ? (文春新書)

作者:ファブリツィオ グラッセッリ
出版社:文藝春秋
発売日:2012-09-20
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どっちもどっち、って気がしないでもないけど…

麻木久仁子

社会運動の戸惑い: フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動

作者:山口 智美
出版社:勁草書房
発売日:2012-10-31
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ヒーローを待っていても世界は変わらない

作者:湯浅 誠
出版社:朝日新聞出版
発売日:2012-08-21
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どっちを紹介しようか、さんざん悩んでいたので「両方OK」ということで。

仲野徹

すべてわかる世界の建築 (エクスナレッジムック)

作者:劉 松茯
出版社:エクスナレッジ
発売日:2012-08-23
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著者は中国人で、実に様々な建造物を紹介している。

村上浩

ものづくり日本経営史 -江戸時代から現代まで-

作者:粕谷 誠
出版社:名古屋大学出版会
発売日:2012-11-08
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日本の生き残る術は、ものづくり、特に手先の器用さと正確さではないだろうか。

栗下直也

おいしい話に、のってみた “問題商法

作者:多田 文明
出版社:扶桑社
発売日:2012-09-27
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「ついていったら、こうなった」シリーズ。この著者、命がけだわね。

井上卓磨

決定版 世紀の号外!歴史新聞

作者:
出版社:日本文芸社
発売日:2012-10
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大きな流れをざっくり掴むには、この本はとても役に立つ。

刀根明日香

火によって

作者:ターハル・ベン=ジェルーン
出版社:以文社
発売日:2012-10-24
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アラブの春の発端となった焼身自殺の真実

足立真穂

白鳥(はくちょう) (ものと人間の文化史)

作者:赤羽 正春
出版社:法政大学出版局
発売日:2012-09-13
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「ものと人間の文化史」シリーズは、何かを調べたいときにまず手に取る本

ちょうどここで9時になる。サラリーマンのメンバーは時間に追われるように部屋を飛び出していき、時間がある人は、場所を移してお茶をしながら本の話の続きをする。これが朝会のいつもの風景だ。

メルマガ配信が始まったが、このままじゃつまらないので、コンテンツはこれから充実していこうと思っている。今回の朝会後、いくつも腹案がでてきた。果たしていくつ実現できるだろう。楽しみにしてほしい。

決定版-HONZが選んだノンフィクション (単行本)
作者:成毛 眞
出版社:中央公論新社
発売日:2021-07-07
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『決定版-HONZが選んだノンフィクション』発売されました!