爆弾低気圧だ!竜巻だ!パチンコ大の霰が降った!と天候不順の今日この頃、ゴールデンウィークも終わって、本業に戻りつつある中でのHONZ朝会。
今日の欠席は オーストラリア単身赴任中のうえ出張が重なって、スカイプ出演もできなくなった久保洋介と、こちらも海外出張中らしい仲野徹。センセイ、学会かしら?朝会までにオススメ本をメールする、と仰っていたのも届かず。お忙しいらしい。足立真穂も、朝一番の入稿があるため泣く泣く不参加。学生メンバーの一色麻衣は、親戚の用事があるそうで「小樽なう」とメールをくれた。絶賛就活中だが、首尾はどうなのかな?
まずは久保洋介がメールで送ってきた本からご紹介。
「ちょっと待った!」と成毛代表。
『エリア51』を持ってきた人はどれくらいいるの?と聞くと、大方の人が「カブるので持ってきませんでした」との答え。HONZ殆どが注目の「今月イチオシ」。
久保のレビューが待たれます。(とプレッシャーをかけておく。)
ちなみに内藤順には、この本の超速レビューを書くことはまかりならんと成毛代表より厳命が下された。わぉ!
足立真穂は会社で徹夜の模様。今回のテーマは「山」だとか。
30歳、出羽三山で山伏デビューした著者の山伏ライフ記。 かぶりそうな気もする、と心配していましたが大丈夫。そういえば、最近、山伏関係の本がやたら目に付く。どこかの書店でも「山伏フェア」をやっていたそうな。
マンガだし、ちょっと前の本ですが狩猟道具のイラストが抜群、とのこと。私も読んだ。。カラスを食べちゃうの。
半年前の本だが、そういえば誰も紹介してなかった。世田谷の精神障害支援施設、ハーモニーでの心理教育プロセスで生まれた、精神障害者たちのリアルなつぶやきかるた集。市原悦子の読み札DVDつき。
HONZの朝会は大きなテーブルに丸くなって座るので、当日、誰から始まるかは概ね成毛の一言で決まる。今朝は「じゃ、珍しく東さんから」とご指名があってちょっとうれしい。だって、絶対にカブらないじゃない!
東えりかの3冊。
先月から岩波ホールで映画が公開されている『オレンジと太陽』の原作。イギリスの孤児たちをオーストラリアに無理やり運び、人口増加に使ったというもの。
40代以上では知って人が多いのではないだろうか。名犬リンチンチンの伝説。
『職業欄はエスパー』の続編かな?
HONZのプロフィール写真と全く違った風貌になってしまった土屋敦。
はーい!読んでます。と村上浩。見れば膨大な付箋の数。
この本が気になっていたメンバーは多いはず。ブルーバックスらしいつくり。
理論心理学者の意識論だそうだ。
回を追うごとにオシャレ度が増す鈴木葉月。今回も布袋さんの袋には新刊本が満杯。隣の麻木久仁子が覗こうとしても「ダメッ!」と一喝(笑)
小泉武夫先生の本家本流の専門書。ホントに読むの?
建築探偵の著者が読み解く茶室のなぞ。
大林組、清水建設、前田建設の知能が終結した、今の日本でどこまで作れるかを検証。今回、一番のどよめきが出た一冊。私も既にポチリ…
いつも誰よりも熱く本を語る麻木久仁子。彼女が語りだすと、なぜか成毛の扇子が登場する(笑)
井上ひさしの評伝は、今でもたくさんあるし今後も出てくるだろう。しかし分厚い。
麗澤大学出版会、本日2冊目の登場。日本には結婚離婚の記録がかなり以前から残ってるのだそうだ。現在の結婚観は明治政府によって作られたものらしい。専門書だけどかなり気になる。
不破哲三の妻が夫と共産党について語った一冊。天皇制から共産党まで麻木の好奇心は止まるところを知らない。
ちょっとここでクールダウン、と高村和久。冷静見えるのに会議の日時を間違えたりするおちゃめさん。
出た!理科系本。超ひも理論についての本らしい。栗下が手にとって見ていたが、すぐに返していた。
日本の中古品の多くは東南アジアに出回っている。リユース経済をめぐる「ゴミタビ」。
ドラマなどの人物造詣をプロデュースしている著者。ヴァニティーとは虚栄心のことだそうだ。
HONZで一番の人気レビューアー栗下直也。
HONZの前身、キュレーター勉強会に応募した原稿が上原善広の作品だったので、原点に返ってこの本を、ということらしい。
この本は内藤とカブった。その上、もう読み終えた内藤が全部説明しちゃった。ちょっとさびしそうなクリちゃん。
こんなものまで本になるんだ!と一同驚いた。作家で評論家の著者がamazonのレビューに残した735本!
最近は朝会前に超速レビューを書きまくり、みんなの顰蹙を買っている内藤順。
私がフォークソングにはまった頃はもう伝説の歌手だった。
最近、昆虫モノに魅かれているらしい。麻木から「どうして最近、泡で丸めて殺す殺虫剤はなくなったのか?」と詰め寄られていたが、まだ読んでないらしいので答えは後ほど。
映画やドラマにお約束のように出てくる食べ物の使い方。なぜ、カーチェイスではね飛ばされるのは、いつも果物屋なのか? ・なぜ、焚き火を囲んで、酒を回し飲みしたら、仲間なのか? ・なぜ、逃走劇は厨房を駆け抜けるのか? 読んでみたい!
最近はオーパーツと武器の本ばかりだった新井文月。基本に立ち返って。
吉本隆明と石川九楊が語る文字の話。日本の文字は確かに美しい。
元銀行員にして、現在、森美術館館長。世界的キュレーターの半生記。
美術用語の説明書。バロックとかロココ、侘び寂びの違いを図とともに説明した指南書。
ちなみに英語でなんというか、という本も出ているらしい。
『驚きの介護民俗学』を読んでから、年寄りと話をするようになったという山本尚毅。
『知性の限界』『理性の限界』に続く第3弾。強烈なキャラクターが語っていく形式だが、最後はゲーテ論者が持っていく約束らしい。
サルコジさんは負けてしまったけれど、フランスで真剣に論じられている「幸福度計測の基準」。ブータンみたいだ。
結婚して家族の意識について、よく考えるのだそうだ。
ばっさりと髪の毛を切って、新人社員のような村上浩。
大人気の科学ジャーナリストの新刊。福島原発事故から学ぶものは何か。
最新脳科学を使った意識と感覚のずれ。意識をコントロールできない犯罪者はどう裁くのか。
そういえば、先月は鈴木葉月がこんな本も紹介していた。
80歳もちがうじゃん!
最後は成毛眞。最近はHONZで初めて彼のことを知る人が増えてきて感慨深いようだ。
歌舞伎に造詣が深い成毛ならでは、の一冊。簡単に子供を殺して主君の身代わりにする裏には、八瀬童子の秘密が隠されている、という説を唱えた画期的な本。
日本語の中でのカタカナの位置づけを論じた一冊。
時間の概念と宇宙論の進展を、社会や歴史とのかかわりから展望する、のだそうだが読んでみないとわからなそうだ。
と、ここで1周目が終了。だんだん誰と誰の好みが同じかわかってくるが、意外にも「初心に戻って」という人が今回は多い。それから仲野先生、その2で書きますからオススメ本をメールしてくださいね。
今回はカブりが多く、おまけの本の手持ちが少ない中、鈴木葉月だけはなぜか機嫌がいい。そのわけは「その2」にて。すごいよ(笑)