だいぶ暑さが和らいできましたね。個人的にこの夏は、冷汁にずいぶん助けられました。冷汁の歴史は長く、鎌倉時代の『鎌倉管領家記録』に登場します。冷汁は僧侶によって全国に広められましたが、冷たい料理が温かい気候の宮崎県に適し、名物となりました。
作り置きも可能なので、少し多めに作るのも良いでしょう。作り方は簡単です。まず、濃いめの出汁をとって冷ましておきます。その間に味噌をオーブンで焼き(しゃもじに乗せ、直火で焼いてもOKです)、鯵の干物を焼いてほぐしておきましょう。出汁に焼き味噌を溶き、刻んだ薬味(きゅうり、ねぎ、みょうが、しそ、ごまなど)と冷やご飯を入れれば完成です。お好みで梅干しを入れたり、鯵の代わりに皮をパリパリに焼いた鶏肉やささみで作っても良いでしょう。夏バテでもサラサラ食べられて、食後は元気が出ます。
それでは今週献本いただいた新刊本のご紹介です。版元のみなさま、毎度ありがとうございます!