暑いですね。こうも暑いと食欲を無くしがちですが、それでも東南アジアの料理は食べられるので不思議です。たっぷりのハーブやスパイス、ピリ辛かつ甘酸っぱい味付けのおかげで箸が止まらなくなります。東南アジア料理といえばパクチーですが、原産地は地中海沿岸です。シャンツァイ、コリアンダーなどとも呼ばれることから、様々な地域で馴染みがあることが分かります。種子は甘くオレンジに似た香りがし、古代ギリシャでは薬として用いられていました。
パクチーをたっぷり使ってよく作るのは、ベトナム風サンドウィッチのバインミーです。バケットにバターを塗って温め、葉物野菜、にんじんと大根のなます、茹で豚のスライス(お好みの肉や魚でOK)、パクチーを挟み、スイートチリソース、砕いたナッツをかければできあがり。なますは、市販のすし酢にナンプラーを少し垂らし、唐辛子を入れれば、簡単に作れます。
それでは今週献本いただいた新刊本のご紹介です。版元のみなさま、毎度ありがとうございます!