「若鮎の 二手となりて 上がりけり」と詠んだのは正岡子規ですが、そろそろ鮎のおいしい季節ですね。魚偏に占と書くのは、神武天皇が治国を占い、瓶を川に沈めた時、浮き上がってきたのが鮎だった、という逸話があるから(諸説あり)。現在でも天皇の即位式で使われる万歳旗には鮎が描かれています。
取り扱いが難しそうな鮎ですが、コンフィにすると簡単においしく食べられますよ。まず、鮎のぬめりを水で洗い流し、塩を振って水気を切りましょう。次に、オリーブオイルでひたひたにした耐熱容器に鮎を入れ、100度のオーブンで2時間焼くだけです。すりおろしたきゅうり、白ワインビネガー、オリーブオイル、塩胡椒でソースを作っていただきます。冷蔵庫で1週間ほど持つので、残ったらオーブンやフライパンで温めなおして食べてくださいね。
それでは今週献本いただいた新刊本のご紹介です。版元のみなさま、毎度ありがとうございます!