「形態は機能に従う」とは、シカゴの建築家ルイス・サリヴァンの言葉です。9代目当主クラウス・ヨーゼフ・リーデルが機能美を求めた結果、リーデルは世界中で愛されるワイングラスのトップブランドになりました。
シャンパンを飲むときは、フルートグラスで飲むことが多いですが、リーデルが薦めるのは卵型のグラスです。シャンパンの香りや果実味をより一層楽しめるようになっています。細長いフルートグラスが長年使われてきたのは、シャンパンは高価なため、少量でも満タンに見えるから。また、シャンパンタワーで使われるクープグラスの口が広く、平たいのは、見栄えがいいのと、炭酸を抜いてゲップが出るのを抑えるため。くわえて、砂糖が貴重な時代、お菓子が甘くなかったので、甘いシャンパンに浸して食べていたそうです。
それでは今週献本いただいた新刊本のご紹介です。版元のみなさま、毎度ありがとうございます!