お洒落で高級感のあるイメージと大正ロマンを凝縮したような「銀ぶら」という言葉が好きです。銀座の地名は江戸時代、徳川家康が駿府にあった銀貨鋳造所を移してきたことに由来します。
銀座は明治の大火をきっかけに西欧風の煉瓦街に生まれ変わります。当時、横浜と新橋をつなぐ、日本初の鉄道ができ、新橋の駅前商店街として都市開発されました。道路幅を十五間(27m)、八間、五間の碁盤の目に整え、全ての建物に車を横付けし、荷下ろしができるようなりました。洋食屋、パン屋、鞄屋、牛鍋屋、時計商、西洋家具屋、洋服屋などハイカラなお店が立ち並びました。こうして銀座は街並みや、ウィンドウショッピング、カフェーでのお茶を楽しむ「銀ぶら」が流行となったのでした。
それでは今週献本いただいた新刊本のご紹介です。
版元のみなさま、毎度ありがとうございます!