この時期脂の乗ったさんまは絶品ですね。目黒のさんま祭りが有名ですが、海に面していない目黒でどうしてさんまなのでしょうか。
実は落語に由来しています。
ある日、殿様が鷹狩りに出掛けた際お腹を空かせて道中で焼いたさんまを食します。当時さんまは庶民の卑しい食べものでしたが、食べてみるとこれは美味しい。お城に帰ってからもさんまを食べたいという殿様ですが、家来は焼いただけのさんまなんて殿様に出せません。脂をぬき、骨を取って、蒸したさんまを用意します。しかし全く美味しくなく、殿様はここでひとこと「さんまは目黒に限る」。鷹狩りの場所、目黒で食べたさんまが忘れられなかったんですね。
それでは今週献本いただいた新刊本のご紹介です。
版元のみなさま、毎度ありがとうございます!