小豆の旬の季節です。スーパーでは一年中手に入りますが、採れたての新豆の味にはかないません。お赤飯や牡丹餅、お汁粉、ようかんなど小豆を使った料理はどこかホッとするものが多いですね。中でも成り立ちが面白いのはようかん(羊羹)。
鎌倉時代に中国から伝わった時は文字通り羊肉の羹(=吸い物)でした。
しかし禅宗では肉食が禁じられていたため、吸い物の具に羊肉ではなく、色がよく似た小豆が使われました。
これをきっかけに、室町時代後期、甘味としてのようかんが誕生したと言われています。
それでは今週献本いただいた新刊本のご紹介です。
版元のみなさま、毎度ありがとうございます!