毎年毎年「2月は28日までって忘れてたぁ」と言うのがお決まりです。
半分は本当で、半分はうそ。
やっぱり、あっという間に終わってしまいましたが、雑誌などで紹介した新刊はこちらです。
新刊書評
小説すばる 3月号
美しき身辺整理 (2010/12) 竹田 真砂子 |
竹田真砂子『美しき身辺整理』(新潮社)
『断捨離』やら『老前整理』やら人生の最後を身奇麗に、という本のなかではピカ1。
美しく賢い女性作家が一人暮らしの中で、たどり着いた結論。
竹田先生、付いていきます!
ミステリマガジン 3月号
エロティック・ジャポン (2010/12/18) アニエス・ジアール |
アニエス・ジアール『エロティック・ジャポン』(河出書房新社)
この2ヶ月のなかでは最大の収穫の本。
フランス人の女性ジャーナリストが、日本人のエロを分析する。
生活のそこここに、気づかぬうちにエロが蔓延っているんだとびっくり。
幼少期からならされ続けて、とても鈍感になっていることに気づかされた。
本の雑誌3月号 クロスレビュー
KAGEROU (2010/12/15) 齋藤 智裕 |
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) (2010/12/08) 伊藤 計劃 |
エルニーニョ (100周年書き下ろし) (2010/12/10) 中島 京子 |
読売新聞 月曜夕刊「新刊立ち読み」
37歳中卒東大生 (2010/11/02) ひろじぃ |
渇望―性、更年期、そして孤独感 (2010/11) 亀山 早苗 |
リアル公務員 (2010/12/25) 町田智弥 |
新刊展望 3月号 おもしろ本スクランブル
「女の身体の不自由さ」
身体のいいなり (2010/12/17) 内澤 旬子 |
脳天気にもホドがある。 ―燃えドラ夫婦のリハビリ日記 (2010/10/22) 大矢博子 |
その後の不自由―「嵐」のあとを生きる人たち (シリーズケアをひらく) (2010/09) 上岡 陽江、大嶋 栄子 他 |
渇望―性、更年期、そして孤独感 (2010/11) 亀山 早苗 |
おまけに文庫の解説
泣き虫弱虫諸葛孔明〈第2部〉 (文春文庫) (2011/02/10) 酒見 賢一 |
第弐部
三国志はさんざん調べましたが、この諸葛孔明は別格。
抱腹絶倒まちがいなし。
地獄番 鬼蜘蛛日誌 (講談社文庫) (2011/02/15) 斎樹 真琴 |
昨年『サキモノ!?』で評判になった作家の、小説現代新人賞受賞作の文庫化。
かなり型破りな作品です。