寒い。骨身にしみて寒い。11月の半ばまで半袖で過ごしてもいいような気候だったので、師走に入ってからのこの気温は堪える。その上、やはりなんだかんだと忙しい。お師匠さんもHONZも走る12月、である。
いや、すみません。今月読む本その2をUPしなかったいいわけです…通常より数日遅れました。
サラリーマンのメンバーはいつも9時ぎりぎりまでいるのだが、さすがに今月は早退も多い。
2周目は展示会場へあたふたと出かけて行った村上浩から。
天才アーティストのエッセイ集。この人の文章はとてもきれいだと思う。
高村和久
少女画といえば中原淳一。こういう少女の絵を見ると、昔の塗り絵を思い出す。
土屋敦
ドリアン助川が実践した朗読ダイエット。本気でやってみようかな。
「僕は幼いころから洗濯物を畳み方を母に教わった」とさりげなくいい子ぶりを披露した土屋。でもこれはとても便利そうだ。
東 えりか
待望の文庫化。京大を卒業後、ワナの猟師になった著者。解体や料理法、自然界の掟など興味深い。
「マインドコントロール」という技術を解説した本。
新井文月
先日のパーティの挨拶状をこのレトロ印刷で作ってもらったら、実に味のあるいいものになった。新井にデザインしてもらったのだが、彼も気に入ったようだ。
鈴木葉月
麻木によると、テレビのクイズ番組の控室で、いちばん大騒ぎになるのがこの「筆順」について、だとか。さもありなん。
その1で鈴木のマスク姿のことを書いたら「風邪を引いたんじゃなくて予防のためです!」と強い抗議のメールがきたので、ここでお詫びして訂正します。しかし最近、マスクしたまま街頭インタビューとか銀行の窓口とかで答えている姿を見るのだが、ちょっと変だと思うのは私だけかしら?
田中大輔
「いや、僕はちがうんですけどねっ!」とまず否定してから紹介。『本当は恐ろしいグリム童話』の著者。
麻木から「若いときゃいいのよ、それでも。でもね、年取ってから病気したらどうすんのよ」と珍しくきつい一言が。
刀根明日香
それにつけても勘三郎さんの死が労しい。
深津晋一郎
ロボットの世界的研究者が語るその発想と問題解決、説得のスキル。
麻木久仁子
交通新聞社ってときどき、ものすごく面白そうな本を出すので注目している。
内藤順
「今月のコンビニ本!」と栗下がいないのを見計らって鉄人社の本。エグいけど吸い寄せられるように見てしまうこの手の本。
終了の9時に残っていたのはわずか9人。しかしここでは書けないような、出版、書店、芸能それぞれの業界裏話がさく裂し、刀根明日香の就職意欲を削いでいく。年末恒例「私の今年一番〇〇だった本」も致します。さて、今年もあとちょっと。もうひと踏ん張りしましょうか。