書店でおもわず手を伸ばしてしまった本だ。けっして自分のボケを心配しているわけではない。親や親戚を心配しているのだ。誤解しないでいただきたい。ふん。目次をざっと見ると、ボケない職業、性格、生き方があるという。
本書の営業妨害にならない程度に紹介しよう。「公務員はボケやすい」「学校の先生も危険度80%」「営業マン、ボケ知らず」よし、職業的には大丈夫だ。
「几帳面な人は、間違いなくボケる」「エッチな人は、ボケ知らず」「『なんとかなるさは』はボケない」おし!大丈夫だ。満点だ。
ゴルフはボケ除けになるという。しかし、体力的にゴルフができなくなると一気にボケるので、ゴルフ以外にも趣味を持つべきだという。「ジョギングは、いますぐやめなさい!」「徹夜マージャン大歓迎」「カラオケは最高のボケ防止」よしよし。
という感じで1時間で読めてしまうのだが、どうしても自分の性格や趣味と重ね合わせてしまう。本当は高齢者を持つ家族こそが読んでおくべき本なのかもしれない。800円なのに2時間で読める。時間単価が400円と高いので準読了。逆にそこが売りの本である。