9月3日に紹介した『僕は人生を巻き戻す』の書評を読んだ知り合いからメールをいただいた。この障害を克服するために何か良い本はないかというのである。幸いなことにボクはこの障害に悩んでいない。そこで他の知り合いに聞いてみたところ、本書を推薦してくれた。
著者はこの障害に悩んでいた一般人であり、精神科医などの専門家ではない。しかし『僕は人生を巻き戻す』においても、本人の決意と回りの人々の役割が大きいようで、かなり役に立つのではないかと思う。奥付を見ると2001年に初版第1刷がすられ、2009年には第7刷になっている。相当の支持を得ているのであろう。
はじめにで著者も言っているように、本書は読む本というよりはマニュアルである。そして予防用としても使えるような気がする。じつは、かなり以前に初詣で本書でも取り上げられている「読神恐怖」に近い感覚を持ったことがある。そのときは実際に手を合わす行為を繰り返した。幸いそのときは、自分の繰り返し行為に対して、恐怖感を感じたので以降は起こっていない。結構、本書を読んで誰にとっても紙一重の障害だと感じ入った次第だ。