6月にスペースシャトルが引退しました。NASA関連で9000人が失業するニュースやロシアが数年間、有人宇宙事業を独占し、飛行士を輸送するカプセルの費用を3倍(6300万ドル!)に値上げしようとしているニュースまで。これでますますあこがれの宇宙が遠くなってしまいました。そんなときだからこそ、宇宙をより身近にするために、そして実際に行く方法を考えてみました。
1冊目は昔から話題がつきない宇宙旅行。海外旅行をする人にはおなじみの「地球の歩き方」シリーズの装丁とそっくり。宇宙の風景や実際に旅行時に必要となる機材が紹介されている。地球の歩き方を読み慣れている旅行好きの人にはいつものレイアウトで読めるので、お勧め。リチャード・ブランソン率いるヴァージンギャラクティック社の宇宙旅行はおひとり約20万USドルで2011年運航開始予定。円高の今が買い時では!?その前に本書で気軽に旅のイメージトレーニングを。
宇宙飛行士になるという方法もあります。2008年に700名近くの応募から選抜された10名を2名に絞る宇宙飛行士選抜の最終試験の模様を密着取材したドキュメンタリー。候補者の経歴、キャラクター、宇宙への想いが事細かに描いている。どうして、選抜試験にLEGOブロック使うの?と思う場面も。
3冊目。自分が行かなくても、自分の創作物を宇宙へ送り込む。特集のタイトルは”DO-IT-YOURSELF SPACE”。遠い存在だった宇宙が一気に身近になる。DIYで宇宙船を創ることはまだ難しそうですが、自分の衛星を飛ばすことはできます。現在、長野刑務所に収監されている堀江さんも関わる「なつのロケット団」が北海道で取り組んでいる実験の最新情報も掲載されている。
Make: Technology on Your Time Volume 11
- 作者: オライリー・ジャパン
- 出版社: オライリージャパン
- 発売日: 2011/4/25
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