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あけましておめでとうございます。栗下直也です。本年もよろしくお願いします。
さて、新年早々、昨年の話で恐縮ですが、2017年のHONZが、編集長・内藤順の1年の総括「塩田春香、まだ野ぐそしてるってよ」の投稿でフィナーレを迎えたのはメルマガ読者の記憶に新しいところかと思います。
そんな塩田に来年こそは負けるわけにはいかないと思ったのか、私、年末に酔っ払って、アマゾンで一冊の本をポチってしまいました。完全なタイトル買いです。
その名も『ウンコのおじさん』。
表紙には、頭にウンコを乗っけたおじさんのイラストが映っています。怪しい人ではありません。いや、怪しいか。著者の社会学者の宮台真司です。
90年代初頭に、女子中高生をめぐるいわゆるブルセラ論争に火をつけた、あの宮台真司です。当時は、漫才師が登場しなくても人気番組だった『朝まで生テレビ』で保守派の大ボスであった西部邁を完膚なきまでにたたきのめし、放送時間中にも関わらず涙目で逃走させた、あの宮台真司です。
その宮台真司がウンコを乗っけて微笑むなんて、アラフォー以上の方にしてみれば、腰を抜かす姿ではないでしょうか。
最近では3人の子どもの父親になったらしく、子育てについても積極的に発言していましたが、本のタイトルがウンコのおじさんって。かつての宮台ファンが涙目になって逃走しないか心配です。
「親は必要ない、必要なのはウンコのおじさんだ!」という内容なので興味がある人は手に取ってみてください。ええ、レビューを書こうと思ったのですが力尽きたので思いっきり省きました。子育て指南書の位置づけになるのかもしれませんが、本質は、男たちが自信をなくし、女たちが男に期待しないのはなぜかということに迫った本なので属性に関わらず広く読める一冊かと思います。
今週もメルマガスタートです。
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