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暑い、暑い、暑すぎる。「暑いと言うともっと暑くなるから暑いと言うな」と叱られそうだが、暑い。この前文を書いているのが実は配信日の前日なので、配信日は暑くないかもしれないがとりあえず前日の午後五時時点では暑い。人の目も気にせず、もはや脱ぎたい。誰にも期待されていないし、むしろ迷惑だが脱ぎたい。
そうなのだ。人の目をもはや気にしている場合ではないくらい暑いのだ。果たして、人の目を気にしなくなったのはいつからだろうが。格好良いことを書いてしまったが、「ビジネスの場で、人の目を気にせずにズバズバ物を言う俺」など当然ながらなりえていない。先ほど、ふと頭をよぎったのは、いつから、昼から人の目もきにせず飲むようになったかという話である。
ぶらりと飲み屋どころか、日が高い内から日高屋でレモンサワーと餃子を頼むことに抵抗がなくなったのはいつからだろうか。子ども連れの家族の視線が刺さらなくなったのはなぜだろうか。そんなことを『ぶらり昼酒・散歩酒』(光文社文庫)を最近読んだので思った次第でございます。
リュックサックにウイスキーの小瓶を隠し持ち、人の目を盗んで飲む繊細さと競艇場でレモンサワーをがぶ飲みする大胆さを併せ持つ著者には読んでいる間、敬意を払いっぱなしでした。
今、気づきましたが、今週は暑すぎて文体がいつもと違うというかぶれぶれで揺れています。「である」調が混じり少しばかり偉そうです。
それにしても、オリンピック出場選手の立派なこと。涙無しでは視聴できません。一方、前文の最後に本を挙げることで、かろうじてノンフィクションのおすすめ本としてのメルマガの体裁を守る自分のせこさに、涙が止まりません。体裁を守れていない気もしますが。
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