VOL.230  2017.05.24

こんにちは。栗下直也です。先日、メルマガ関係者一同が都内某所に集結しました。メルセデス新井、私、事務局の仲尾夏樹。メルマガ関係者が集結と書きましたが、主夫業に忙しい新井の当日の突然すぎる呼びかけに参集したのが私と仲尾だけだったというだけです。さすが毎週、よくわからないメルマガを発行する余力のある３人です。暇です。

とはいえ、みながメルマガに関わっていると言うこともあり、「HONZメルマガの明日について熱く語り合う場面があるのかも、何か考えておくか」と集まる前には脳裏を一瞬よぎったのですが、一瞬しかよぎらなかったのはやはり正しく、酒を呑みながら、HONZとは関係の無いあんな話やらこんな話をしました。

あんなやらこんなと書いているのは、多岐にわたる話をしたのを紙幅の関係で、簡略化しているのでは無く、お察しの通り私が覚えていないだけです。カラオケに行ったことは覚えています。って、あまりにもザクっとしすぎでしょうか。

まあ、近々メルセデスが４コマ漫画で当日何が繰り広げられたか描いてくれるでしょう。最近は、もはや説明が難しい案件は全てメルセデスのマンガ頼りです。頑張れメルセデス。

そんな３人の集いだったのですが、やはりあの男は違います。HONZ編集長の内藤順が本業が忙しいにもかかわらず、「よー」と突如現れたのです。ウーロン茶をがぶ飲みして、カレーを平らげ、「じゃあ」と颯爽と帰る後ろ姿はまるで映画『シェーン』のラストシーンのようでした。私たち３人は「ジューン、カムバック！」と叫びたくなる気持ちを抑え、「なんか今日の内藤さんは格好良かった。もう私たち三人は何があっても内藤派だね」と意思を確かめ合った次第です。今、考えると内藤順はカレーを食っていただけのような気もしますが。

そんなカレー好きな編集長が全力投球のHONZオススメ本を一気に読めるHONZメルマガ。今週もスタートです。

『Xプライズ 宇宙に挑む男たち』　現実的な理想主義者たちが本気で宇宙を目指した

それは、あらゆる面で無謀なレースだった。 "政府の支援を受けずに3人乗りのロケットを製造し、宇宙の入口へ2週間以内に2回到達した最初のチームに、1000万ドルの賞金が与えられる" Xプライズと名付けられたこの国際賞金レースが発表された1… more

村上 浩

『人の心は読めるか？』「どう読むか」の前に、そもそも「読めるのか？」

一見、読心術の本のような体裁である。だが、タイトルをよく読むと、人の心を「どう読むか」ではなく、そもそも「読めるか？」という視点だということに気がつく。「他人を理解する上で大事なのは、相手の気持ちを推し量る能力の”穴”を把握することだ」。ま… more

峰尾 健一

『バッタを倒しにアフリカへ』ストイックすぎる狂気の博士エッセイ

書店内でいやでも目を引く、虫取り網をかまえこちらを凝視する全身緑色のバッタ男の表紙。キワモノ臭全開の本書だが、この著者はれっきとした博士、それも、世界の第一線で活躍する「バッタ博士」である。本書はバッタ博士こと前野ウルド浩太郎博士が人生を賭… more

堀川 大樹

毒のある戦略論！『戦争にチャンスを与えよ』思考が振り子のように揺れる。

毒のある本だ。本書を読み始めてすぐにそう感じた。毒のある題名を付けて購読者の気を引き、中身は平凡でつまらない本も多数存在するのだが、この本はそうではない。本書の著者エドワード･ルトワックはワシントンにある大手シンクタンク、米国戦略国際問題研… more

鰐部 祥平

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  『アウトサイドで生きている』