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こんにちは。栗下直也です。先日、「第三の波」などのベストセラーで知られるアメリカの未来学者、アルビン・トフラーさんが亡くなりましたね。1928年、ニューヨーク生まれ。溶接工を経て、「フォーチュン」誌の記者などを務め、1980年に出版された「第三の波」で農業革命、産業革命に続く、「情報革命」が起きると主張。英フィナンシャル・タイムズは「世界で最も有名な未来学者」と称賛していました。
実際、グーグルで「第三の」と入れると「ビール」の次に「波」と出てくることから、トフラーさんの偉大さがわかります。
とはいえ、タイトルの認知度のわりには読んだことある人は少ないのではないでしょうか。
私も学生時代、読もうと思ったのですが、90年代末ですでに情報革命が起きているまっただ中でしたし、 いかんせん、小さい字で600頁近い分厚さに圧倒され、挫折しました。
「おれはトフラーを読まなくても、日々、第三の波にさらされている」といま思い出しても、赤面してしまう台詞を口走っていた気もします。毎夜、飲みすぎると店でトイレに駆け込み、帰宅後も駆け込んだにもかかわらず、翌朝も「第三の波」が押し寄せ、駆け込んでいただけですが。ごめんなさい。
めずらしく、トフラーさんを追悼し軟着陸しそうなメルマガでしたが、お約束のように、いつか来た道を辿る自分が恨めしくて仕方ありません。
鼻血も全快しましたので、本棚の整理がてらトフラーさんの著作を探してみます。
ではでは。
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