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全国3000万人の栗下直也ファンのみなさま、大変申し訳ございません。
忘年会シーズンにつき、本日栗下直也先生の前文はお休みです。次週以降にご期待ください。
<HONZメルマガ事務局>
このたび、『ノンフィクションはこれを読め!2014』(中央公論新社)の発売を記念して、HONZ史上初「公開大忘年会」を開催することとなりました。 成毛眞、東えりか、土屋敦をはじめとしたHONZレビュアー陣がビールを片手にそれぞれ 「今年最も◯◯だった一冊」そして「年末年始に読む本」を二冊、ご紹介します。 日時は12月26日(金)夜8時~、場所は下北沢にある書店B&Bです。 more
遠藤 陽子 |
自慰行為は体に悪いのか。馬鹿になるのか。思春期の男子ならば一度は頭をよぎったはずだ。インターネットが普及した現代では、「自慰 毎日 馬鹿」などと検索すればたちまち良くも悪くも多くの情報に接することができるが、残念ながら、近年までそのような利… more
栗下 直也 |
DEVGRU(デブグル)という組織が存在する。一般的にはSEALチーム6と呼ばれることが多い。この組織の正式名称は、United Naval Special Warfare Development Groupだ。アメリカ海軍の特殊部隊「Na… more
鰐部 祥平 |
なんと三菱重工の実験室ではタングステンからプラチナが、セシウムからプラセオジムが日常的に作られているのだ。もちろん、核分裂反応も熱核融合反応も使われていない。加速器を使って中性子を打ち込むようなこともしていない。なんと、パラジウムの薄膜に重… more
成毛 眞 |
人間と同じように、本にも「出会い頭」というものがある。シエナの至宝の1つで、ミケランジェロが感服したルネサンス最高の女性画家アンギッソーラの表紙を見た瞬間、「これは読むしかない」と観念してしまった。頁を開いてみると、とても読みやすい本で、通… more
出口 治明 |
長田渚左さんが久々に本を出したと聞いて、すぐに手に入れその場で読み始めた。一気読みだった。スポーツ・ジャーナリストとして、またNPO法人スポーツネットワークジャパンおよび日本スポーツ学会代表理事であり、スポーツ総合誌『スポーツゴジラ』編集長… more
東 えりか |
インタビューのその1では、かっての東京オリンピックやメキシコオリンピックでのベラ・チャスラフスカさんの活躍と記憶を辿った。その2では今のチャスラフスカさんと2020年の東京オリンピックに対する長田さんの思いをお聞きした。 more
東 えりか |
先週お伝えのとおり、現在「HONZ公開忘年会」を企画中です。 “忘年会”ですからお客様もHONZメンバーもお酒を飲みながらワイワイ楽しむわけですが、先日栗下直也から不安げに訊かれました。 「公開忘年会の最中に、お酒の追加オーダーってでき… more
遠藤 陽子 |
青汁は、野菜不足を補うだけですが、ユーグレナには魚の持つDHAやEPAも。
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定年退職で上司たちが去っていく。新人の頃に仕事を教えてもらった大先輩や、同じ部署で長く一緒で飲み仲間だった先輩を、ひとり、またひとり見送るうち、気づけば自分も歳をとり、会社人生の終わりが見え始めてガクゼン……そんな人も多いのではないだろうか。
本書は、1963年生まれ、まさに等身大の3人が登場する、小説仕立てのマネー本だ。
<おもな登場人物>
一度聞いたら忘れられない、なんともベタでイカしたネーミングとキャラ設定だ。50歳を迎えた社員が一堂に集まり、入社以来のこれまでの自分を振り返り、この先の自分について考える「セカンドキャリア研修」の場面から、物語は始まる。
計ったように順調だった順平には、就活失敗でひきこもりがちの息子が、ひとり娘の華代には親の介護が迫り、成行は娘の教育費に住宅ローン……それぞれ不安を抱えて暮らす。
介護や相続に関するトラブルなど、明日はわが身の話題も多く、苦手な経済用語や数字がたくさん出てくるにもかかわらず、共感しながらスルスル読める。
目次
第1章 入社以来、走り続けて気づけば……[もう50歳、まだ50歳編]
第2章 10年がかりで巻き返し[まだ間に合う貯蓄・投資編]
第3章 そのうち自分の番が……[老いは誰にも訪れる編]
第4章 「賃貸」か「持ち家」か[住宅ローン・リフォーム編]
第5章 人生いろいろ[相続は突然に編]
エピローグ ~それぞれの10年後~
成行の15歳年下の妻・愛が、実家の母と連絡がつかないと心配するシーンでは、
「実家の近所の人に連絡が取れるよう電話番号を聞いておく」
「親が嫌がっても携帯電話は必ず持たせる」
という2つのアドバイスが出てくる。
実は私も、本書の校了中、実家でひとり暮らしの母と数日間連絡がとれず、近所の人の電話番号など知らないし、携帯電話も持っていないしで、いつも以上にド キドキした。愛のように実家に帰ってみるかどうか悩んだ。その後無事に連絡がついたが、今度帰省したら、ご近所さんの番号だけでも聞いておかなくてはと痛 感している。
誰しもひとつは身に覚えのあるエピソードや、考えさせられる場面が出てくると思う。
本書は「日経ヴェリタス」の連載がベースだが、約1年半にわたって記者12人持ち回りで執筆された。回を重ねるごとに3人の主人公とその家族たちの 性格や骨格がくっきり際立っていく。ファイナンシャルプランナーなど取材先との連携による緻密なデータを前に、「今週は自分の番だ! 彼らをどうやって困 らせよう?」と全員で楽しみながら書きつないだ空気が伝わってくる。唐仁原教久氏の挿画も、もう若くないサラリーマンをほのぼのリアルに具現している。
エピローグでは10年後、60歳になった3人の姿も描かれる。彼らのその後を見届けてホッとして読み終えると同時に、自分も会社卒業の先を見据えて「定活」したほうがよさそうだな、と軽くお尻をたたかれる一冊だ。
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