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こんにちは。仕事関係で初対面の人に「変な書評書いている人ですよね」とたまに尋ねられることがあり「ええ、まあ」と返すことには慣れているのですが、昨日は会食の席で初めて会った方に「メルマガ読んでいます!今日は携帯なくさないんですか?」という変化球を投げられ、返球に困りました。携帯も鞄もなくしませんでしたが、ハッスルし過ぎた上に、東京郊外までタクシーで帰ったのでお金はなくなりました。栗下直也です。
突然ですが、先週末に我らの編集長、内藤順が42歳の誕生日を迎えました。まだ42歳なのか、もう42歳なのか本人の気持ちは分かりませんが、HONZの屋台骨として存在感は増すばかりです。決して、態度がデカいとはいっていません。
そんなわけで、来週のメルセデス新井の4コママンガは「42歳になった俺」の予定です。内藤順ファンのみなさん、ご期待ください。メルセデスとは打ち合わせもなく、丸投げです。
今週もメルマガスタートです。
ウラジミール・プーチンという政治家は多くの謎に包まれた男である。ユーラシア大陸にまたがる大国を長年にわたり統治し、欧米の価値観や政治スタンスとは一線を画す事により、周辺地域に大きな影響力を与え続けてきた。この男が何を考え、どのような世界観を… more
鰐部 祥平 |
自分に多少うしろ暗いところがあったとしても、黙っていたら何もはじまらない。完璧な人間なんていないし、全員に好かれようなんて無理。だから自分の感じていること、考えていることを伝え、助け合える仲間を作っていこうと呼びかけるロクサーヌ。主語を大き… more
亜紀書房 |
本は迷わず買うほうだが、それでも店頭だとパラパラとページをめくってみたり、少しだけ前書きや後書きを読んでみたりする。そんな中、表紙を見ただけで脊髄反射的にジャケ買い購入してしまうのが、類書がないと思われる本だ。この手の本は例外なく新しい知見… more
首藤 淳哉 |
偉大な探検家にして傑出した博物学者。壮年の文豪ゲーテに再び情熱の火を点し、その著書によってダーウィンをビーグル号乗船へと促した男。ジェファーソン米大統領に「現代を代表する最高の科学者」と評され、当時のヨーロッパにおいてナポレオンに次いで知名… more
澤畑 塁 |
生殖医療技術と遺伝子改変技術の目覚しい進展により、人類はすでに、自分たちの遺伝子を改変する時代に入っている。本書の「遺伝子改変は"どこまで"許されるのか」というタイトルは、いま議論すべき喫緊の課題である。本書では、生命倫理学の専門家である著… more
堀川 大樹 |
本書は日赤医療センターで、進行がん、特に肺がんの治療を専門とする國頭英夫医師が、日本赤十字看護大学の1年生に行ったコミュニケーション論の講義録である。看護師を目指してこの大学に入ったとはいえ、ついこの間まで高校生の素人に何を教えたらいいかと… more
東 えりか |
確かにコカインやマリファナといった薬物には"依存"はある。だが、世間一般に流布しているイメージは科学的に正確とは言い難いものだ。違法薬物による依存とはどのような種類の依存なのか? 依存に陥らない状況もあるのか? という点について、ただ闇雲に… more
冬木 糸一 |
数年前にチャーチルの生家、ブレナムパレスに行ったことがある。その真ん中に屹立するのは200以上の部屋を持つまさにお城であり、その中では300年ほど前から貴族と使用人たちが暮らしていた。いまでも階級制度が残るイギリスには、このような城が多数存… more
成毛 眞 |
『失敗の科学』というタイトルからは、直ちに「失敗学」を連想する。これは、『失敗学のすすめ』 で有名な東京大学の畑村洋太郎名誉教授が提唱した新しい学問分野で、起きてしまった失敗に対し、責任追及のみに終始するのではなく、物理的・個人的な直接原因… more
堀内 勉 |
本書は、日頃タブー視されがちな「ブス」という言葉を、これでもかというほど盛り込んでいる。ブスという言葉を避けるのではなく必要以上に用いることによって、最終的にブスとは何なのかを分からなくしてしまおうというのが、著者の狙いなのだだ。いまだかつ… more
篠原 かをり |
冒頭、著者は「日本という国に、あのような平安京などいらなかった」と喝破する。「平安京は最初から無用の長物であり、その欠点は時とともに目立つばかりであった」と。「では、なぜ不要な平安京が造られ、なぜ1000年以上も存続したのか」と著者は畳み掛… more
出口 治明 |
東大の異端児的存在である東京大学先端科学技術研究センター(先端研)に所属する11名の研究者へのインタビュー集だ。「これまでの大学の殻を破るまったく新しい研究機関」として設立された先端研だけあって、インタビュイーの研究分野は多岐にわたる。ある… more
村上 浩 |
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